先週は逆らいと期待の一心から痛い目にあいましたので、今週からはまたデータに忠実に少しでも精度の上がる予想に徹したいと思います(笑)

それではさっそく過去7年の中山記念のレースデータを見てみましょう。

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毎年の話ですが、1~4月の中山の重賞では4歳があまり奮わない傾向にあります。
日経賞しかり、AJCC、ダービー卿、中山牝馬Sと、毎年どのレースでも古馬の意地を見せられています。
このレースも例外ではありません。データ的にも6歳以上の活躍が特に目立ちます。
人気が4歳5歳に偏っているのにこの数字ですから、よっぽどのデータですね。

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見たとおり内枠優勢ですね。
平均人気値を見ますと、①枠は人気も高いので納得の数字ですが、②枠は全枠の中でも一番の人気薄枠。それでいてこの結果ですから、内枠有利というデータは無視できないです。

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これも見たままですが、圧倒的に高斤量馬が実績通りに結果を出しています。
先ほどの馬齢データで、人気のある4・5歳の馬が結果を残せないのに対し、高齢馬が結果を出しているという事は、過去にしっかりと重賞実績を残した古豪の馬が奮闘しているケースも多いという事になります。
このへんは取りこぼしにならによう注意すべき部分です。

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目立っているのは逃げ馬の好走ですね。7年のうち、2勝3着1回はかなりの数字です。
その他はどれも同様の数字でどこからでも飛んでくるといった感じです。
馬場的にも重馬場まではこれが反映されますが、不良馬場の去年は追い込みの一辺倒でレースが決まりました。
よっぽど馬場が荒れる場合は、過去データは一切捨てないといけないかもしれませんね。

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ほぼ同格の数字ですが、開催地が関東であること、出走数の差を見ると関西馬の方が意地を見せているように見えます。
しかし、関西の2勝2着1回はカンパニー1頭だけのものですので、そうみるとやはり関東勢が圧倒的有利にも映ります。

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複勝圏内の馬21頭の内、19頭は前走が重賞レースでした。
このへんからも重賞からの参戦馬にある程度絞り込めます。
また、その前走の重賞レースで勝ちきれなかった・または凡走した馬の方が、このレースでは連に絡む事がかなり多いです。シャドウゲイトあたりが怖いですねぇ(笑)

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最後に人気ですが、こちらもやはりまちまちといったところ。
他の重賞レースに比べると、人気馬の好走が乏しくみえます。
中山記念は、近走の好調馬や上がり馬が押し出されて人気になる場合も多いので、こういった結果になっているのかもしれません。4年連続で①人気の単勝オッズが3倍台ですからね、無理もありません;

今年はヴィクトワールピサが参戦ということで、かなり抜けた人気になると思いますが、実際にかなりの高確率で結果を残してくるとは思います。
ただ、有馬記念馬が勝利してその次走に中山記念を選ぶ事は過去20年を遡っても前例がありませんでした。通常は有馬記念で優勝すると、阪神大賞典・大阪杯・日経賞に向かうのが定石ですからね。
陣営的にはその次のドバイへ向けて、この距離・得意の中山を選んだとの事ですが、これはおそらく過剰な無理を避けるためのレース選び。賢い選択ではありますが、あるとすればここに落とし穴があるかもしれませんね。まぁほとんどないとは思いますけど(笑)
むしろここで恥ずかしいレースをするようなら、ドバイに行くこと自体が恥ずかしく思われてしまいますからね。
日本代表馬として「さすが!」と思わせるレースをして欲しいです。