考察①でピサがこの中山記念を選んだ点について少々不安点を書きましたが、全くの杞憂で終わりそうです(笑)

というのも、今回のドバイで出走するのはメイダンAW2000メートル。厳しいスピード勝負となるであろうそのレースで、しかも相手は世界の強豪馬たちですから、あえて流れの厳しいレースに使って遠征へ向けるというもの。これにはかなりの本気度を感じました。

陣営も、「ドバイへの叩き台では決してなく、ここに集中という気持ち。ファンの期待が大きい馬で、それに応えなくてはいけない」と言葉にしており、仕上げに関してはここでもメイチに近い状態なのだと感じました。

デムーロ騎手もこの馬に対してはかなりの信頼を置いてますからね。レベルの高い4歳世代の中でも、年明けからさらに上の走りを見せているルーラーシップやトゥザグローリーすら有馬記念では一掃している馬ですから、これは今回圧勝劇で終わるような気がしてきました。58キロならほぼ負けはないでしょう。

というわけで調教チェックに入ります。
もはや相手選びという雰囲気ですが(笑)

よく見えた馬は以下です。
さすがはGⅡ、強豪馬は好タイム連発です。

③キャプテントゥーレ
相変わらず調教では良いタイムを出しますね。
休み明けですが、出来に関しては充分といえる印象で、去年の朝日CCと同じくらいの状態と思っていいと思います。

④リーチザクラウン
こちらも良く追えていますね。2週続けて良いタイムが出てますので、調子がいいのでしょう。
ただ、最近は坂路追いばかりで昔のようにポリトラを使っていないのが気になります。
マイラーズC優勝の時など、去年の春までは使ってたはずなんですけどね。

⑤リルダヴァル
先週CWで追って79.1-62.9-49.1-36.4-11.6、今週もCWで78.9-62.2-48.3-35.9-11.3と、相変わらず良い時計を出しています。
小倉大賞典のあとの最初の追いきりでそのタイムを出しているところをみると、引き続き好調だということが伺えます。本番でどれだけ本気を出してくれるかは別として、状態は良いですね。

⑨ヴィクトワールピサ
そこまで強く追っていませんが、これもいつもどおり。
3F38秒台という目安も馬なりであっさりこなしており、なんら問題ないと思います。

一方、仕上がりに不安のある馬は以下

②アロマカフェ
⑫レッドシューター
余り負荷をかけていない印象で、本調子の一歩前という感じがします。

⑧トーセンクラウン
いつもはポリトラでの調教で、使ってもダートかウッドなのですが、初めて坂路で追っています。これはどう見るべきかわかりませんが、怪我休養明けということを考えると、まだ本調子ではないのだと思います。

今回は切るつもりだった馬、キャプテントゥーレとリーチザクラウンとリルダヴァルが好調教ですので、もう一度練り直したいと思います;