過去6年、弥生賞の勝ち馬にある関連性は

・重賞勝ち馬である
・連対率が100%である
・2分1秒台までの持ち時計を持っている

この3つのうち、2つ以上を満たしている馬である事です。
しかも、重賞勝ちでなかったのはディープインパクトのみと、重賞勝ちの要素はかなり大きく、このレースの敷居の高さを物語っています。

そんな今年、これを満たしているのは、

オールアズワンのみ。

ですが、通常ならこれで手堅いと思うかもしれないのですが、今日のオーシャンステークス同様、今年は例年と違う、という気配を感じてなりません。

というのも、この時期にもなると、すでにクラシック最有力候補!といわれる馬は見えてくるわけで、そんな馬が毎年この弥生賞でしっかり勝っているのですが、今年は不作なのかそういう馬もいず、オールアズワンもそういう一頭に持ち上げるには時計やラップに説得力がない事からも少々辛く、おそらくこの世代で一番強いだろうというサダムパテックはなんとも弥生賞に相性の悪い朝日杯FS組という事態。

つまり、例年のデータをそのまま当てはめてはいけないのではないか?という不安だけが残ります。

かといって、他の馬を見た感じでも、どんぐりの背比べといった感じで、軸に出来るような馬は本当にいません。リベルタスあたりがいたら即決だったんですけどね;;

ちなみに、オールアズワンとサダムパテックは、過去データだけではなく不安要素があります。

まず、オールアズワンの調教に関してですが、まだ身の入った走りができておらず、先週も安藤騎手を乗せての調教でイマイチ折り合いを欠いている感じでした。ラップや時計に不安があるので、せめて状態だけでも抜群であってほしかったのが本心です。

そしてサダムパテックですが、戦歴の4戦のうち、連対した3戦はすべてスローな展開、スローではなかった朝日杯のみ唯一の負けという不安要素があります。そもそも出遅れ癖があるので、スローな展開の時のみ対応ができた、という見方もできなくはないです。

しかし・・・

やはりこれ以外の馬で、弥生賞を制する馬がいるようには思えません。
これは困りましたね;;;