明日も重賞が2本ありますので、早速今日の回顧をしたいと思います。

まずはスプリングステークス。

パドックの時点ではリベルタスがあまり良く見えず、これは期待できなさそうだという印象を受けました。
一方良く見えたのはベルシャザール。馬体もテンションも良い感じでしたね。

スタートは逃げ馬不在のため、枠の不利を嫌ったアドマイヤサガスとホッコーガンバが前々をつける流れに。そしてその後ろにグランプリボス、好位にベルシャザール、オルフェーブルが中団、そして後方にリフトザウイングスといった想定内の位置取りになりますが、逃げ馬不在の影響か、そこまで遅いペースにはならず、この時点でも差しが期待される展開に。

直線に入るとグランプリボスが先頭に立ち、しばらくはそのまま先頭にいたのであわやと思わせましたが、その直後にオルフェーブルが良い脚色で一気に先頭に立ち、そのあとにベルシャザールがなんとかグランプリボスを交わすもそのままオルフェーブルが押し切る、というレースでした。

勝ったオルフェーブルは、課題のスタートも何とか決め、終始折り合いもついていたので自分らしい競馬ができていましたね。良い末脚を持っているのであの展開なら勝って当然です。
しかし抜け出しの時に一瞬、斜行か!とドキッとさせられましたが(笑) 

そして2着のベルシャザールですが、これはなんとも残念な結果でしたね。
直線に入った直後、前が少し壁になりました。抜け出しには絶好の位置かと思われたのですが、これによって追い出しのタイミングが少し遅れ、そうこうしてる間にオルフェーブルに先に行かれてしまったのが運の尽き。ようやくエンジンがかかってきた時には、脚色がなかなか落ちないグランプリボスを交わすのがやっとで、オルフェーブルには届きませんでした。
しかし伸びてはいるのでそこまで悲観する内容ではないと思います。ただ、やはりそこまでの切れる脚を持っているわけではないので、本番も今日のような位置づけがいいと思います。オルフェーブルとは違って中山でも適正は充分にあると思うので、本番での巻き返しはかなりあるんじゃないでしょうか?

そして3着ステラロッサですが、やはり前走の上がり33.3秒というのはだてじゃありませんね。考察の間も、最後まで悩んでいた馬だったのですが、私自身あまりトーセンレーヴを評価してないので、それに負けたという理由だけで買い目からはずしたのですが危ないところでした(笑) しかし中山の2000mでこれが活きるかといったらそうとも言い切れません。岩田騎手あたりが乗るとまた違うんでしょうけどね。

そして惜しくも4着に落ち込んだグランプリボスですが、距離に不安があったためか、やはりだいぶ前に位置づけしましたね。しかしながらあの粘り脚にはビックリしました。直線に入ってさすがに外から詰め寄る馬たちに交わされていくかと思いきや、スピードも落ちませんでしたしね。これを見る限り1800は問題なくこなせる距離ですし、自分なりの位置取りをして走れば次はもっといけると思います。ただ次はさすがにどうでしょうかね?さらに1ハロンのびた2000mですからねぇ。権利は取り逃しましたが、賞金的には充分足りているのでおそらくそのまま皐月賞へいくとは思いますが、さすがに次は、長すぎるという壁に合うかもしれません。

その他の有力馬たちですが、朝日杯からの直結組という鬼門のローテーションはやはり跳ね返せなかったリフトザウイングスは、やはりひと叩きが必要という印象を受けるレースでしたね。内についてしまい伸びあぐんだというのもあるかもしれないですが、やはりまだ馬が出来上がっていませんでした。外を通っても同じだったでしょう。

少し意外だったのはオルフェーブルと同じ位置につけたリベルタスですね。やはりあまり状態がよくないのか、スタートの出は良かったものの、そのあとの行き脚が悪かったです。最終コーナーでも一緒にオルフェーブルと上がってくるも、直線意ではまったく伸びず、良い所まるで無しでした。

今回は阪神での開催だったという事で、この順位がそのまま皐月賞で反映されるかというとそうではないと思います。オルフェーブルも良い馬ですが、中山というのを考えるとベルシャザールの方が条件的には良いと思います。
が、まだ中山の開催は完全に未定ですので、本番も阪神の可能性は充分にありますし、もしかすると府中開催という事もなくはないと思います。万が一府中になった場合、これもまた全然異なるコースですからね; 現時点ではまったく本番予想ができません。

そして次にフラワーカップ。

終始先頭が入れ替わるような状態で、団子状態のままレースが進みましたが、最終コーナー手前で中団からマイネイサベルが早めに仕掛け直線で先頭に立つも、そこからさほど伸びず、同様に最終コーナーで後方から中団まで追い上げていたハブルバブルとトレンドハンターが前にいたマイネイサベルをあっさり交わしていき、先に先頭にたったトレンドハンターがそのまま押し切るといったレースでした。

まず勝ったトレンドハンターですが、松博調教師管理の牝馬は本当に要注意ですね。
調教で伸び脚がよかった事からトレンドハンターを▲に推していたのですが、想像以上の良い末脚でびっくりしました。
しかも、綺麗なフォームで走っているハブルバブルと比べ、まだ首も高く、ぎこちなさがある走りの中この走りをするのですから今後の期待感は高いですね。距離はマイルでも問題ないでしょうし、本番でも注意がいる一頭です。

また、2着のハブルバブルは、位置取りも追い出しのタイミングも伸び脚もまったく問題はなかったのですが、相手が悪かったという印象ですね。なのでこの馬も本番での巻き返しは充分あると思います。

3着はマヒナ。この馬も後方で良い位置につけていたと思います。しかし少し仕掛けるタイミングが遅かったですね。切れ味的に上位2頭とは差がありますので、この2頭より先に仕掛ける必要性があったと思います。

そして今回本命に推したマイネイサベルですが、なんとも消化不良なレースでしたね。マヒナとは逆に、仕掛けが完全に早かったと思います。新潟2歳Sを勝った脚があるはずなので、もう少し溜め込んでも良かったんですけどね。早めに先頭にたちそこまでスピードも落ちてはいないものの、余力的に瞬発力に欠け、最後は置いていかれる形になりました。追い出しがもう少し遅ければ、上位2頭に食い込むことも可能だったと思います。

また、5着のライブインベガスですが、やはり1着のトレンドハンター同様に、ダートで全連対をしていて芝未経験という馬は要注意ですね。しかも今回に限ってはどちらもマンカフェ産駒。ジョーカプチーノもそうでしたが、ダートから芝に移行してきたマンカフェ産駒は注意がいると思います。

以上本日のレース回顧でした

収支は以下

110326阪神11Rスプリングステークス

投資額 4,000円
払戻額 2,940円

収支計 -1,060円

高配当を狙った六甲ステークスの分、マイナスがはみ出てしまいましたね;
明日は2重賞両方とってなんとか土日収支をプラスに終わらせたいですね。