良くも悪くも気になった馬のみ記述します。
①クーデグレイス
阪神コースは相性が良さそうで注意が必要です。
中一週なので調教は時計を出していないですが問題はないです。牝馬同士でこのハンデはかなり怖い一頭。
②ダイワジャンヌ
前走はかなりがっかりしたレースでしたが、あれは明らかに鞍上の判断ミスですね。確実に後ろに下げすぎでしたし、挙句の果てに最終コーナーであんなに外にぶん回してしまってはレースになりません。そういう事もあってか今回は的場騎手に戻ってかなり狙い目だと思います。ここまで牡馬と同等に戦ってきているので、あっさり、という事もありえると思います。
③ヒカルアマランサス
転厩初戦ですが、担当は変わってないようなのでそのへんの心配は必要なさそうです。というよりも、2週延びたのは全く問題ないくらい良く動けていますね。ただ、ベストのマイルより少し長いのと、阪神実績（内回りが多いですが）がイマイチなのは心配です。中山実績もないので、もしかすると平坦コースしかだめなのか？という不安はありますね。
④コスモネモシン
調教ではかなり動けていますね。美Ｐ馬なりで63.7-49.6-36.1-11.8ですから万全の仕上がりといえます。勾配のあるコースの方が合っている感もあるので、今回は陣営も取りに来ている気がします。
⑥ディアアレトゥーサ
開催延期で馬の士気が緩んだようにも思えるような調教タイムです。そもそもが休み明けだったのに、この延期はプラスとはいえないですね。陣営は『2本多く追えたことをプラスにとらえたい』と言っていますが、その発言がまさに怪しいです。
⑦アグネスワルツ
荒れた馬場が苦手な上に、出遅れてレースにならなかった前走。そういう点では今回改めて巻き返しに期待、と言いたいところだったのですが、中山なら見直したかったのですが、阪神というのが少し嫌ですね。調教も一週前に58.9というのがイマイチなので、依然半信半疑・・・といった状態です；
⑩アプリコットフィズ
開催延期で調整が難しい中、テンションも馬体重もうまく調整できた模様。調教も動けてますし、状態は良いと思います。また今回は鞍上が豊さんに戻り、前走のように無理には抑えないらしいので、この馬らしい競馬はできる気配。
欲を言えば直前輸送を避けたいので、早めの栗東入りをしてほしかったところ。
⑪ブロードストリート
牝馬限定戦では平均して人気の高い馬ですが、さすがにこの2走で人気を落としがちですね。あわせて56キロという斤量は少し重たいですが、中一週のわりに動きも軽快ですし、こういう時こそ狙い目じゃないでしょうか？
鞍上もおなじみドバイ帰りで現在絶好調の藤田騎手ですから、こういう雰囲気の時こそ一発に注意です。
⑬プロヴィナージュ
前走は大敗でしたが、休み明けや挫石の影響もある中、相手があんな一線級ではさすがにどうしようもありません；
その上、仕上がりにも疑問点はありましたし、そういう意味でも前走は全く度外視していいと思います。
今回は牝馬限定戦、戦ってきた相手関係からもあきらかに格が違いますし、ひと叩きして状態も上向いている今なら好勝負は必死といえ、念願の重賞制覇も夢ではありません。
ただひとつ心配事があるとすれば今回は早めに栗東入りしなかったという点。その分、尋常じゃない量の乗り込みをしています。ウッド＆坂路での反復追いが連日おこなわれ、攻めの調教が伺えます。このへんをどうとるかが鍵になってくるのではないでしょうか？
⑭レディアルバローザ
プロヴィナージュ同様、鬼のような乗り込み量で、しかも最終追いきりがＤＰ馬なりで77.0-61.9-48.6-36.2-11.5と抜群の好タイムです。一応格上挑戦という形ですが、前走の初音Sも5着とはいえ1～5着までが団子でゴールしてるのでほぼ同着です。また、京都牝馬Sや秋華賞でも差のない競馬をしているのでほぼOP馬といってもいいので馬なので、そんな馬が好調とあれば押さえは必須だと思います。
ただ、一つだけ気をつける事があるとすれば、福永騎手が1つ前のレースでトゥザグローリーの騎乗ですから、そこで勝利した場合、こちらがこける可能性はあるので、馬券はそのへんも加味して考えたいですね。
⑮ワイルドラズベリー
かなり久しぶりの出走ですが、55キロというのは少し見込まれましたね。同条件のローズS2着の実績がありますが、その時と比べると、調教タイム的にもまだ仕上がっていないのが見て取れます。さすがに重賞でこのメンツだと、斤量と仕上がり具合はかなりマイナス要素じゃないでしょうか？
⑰オウケンサクラ
開催延期に伴って、途中中京記念をはさみ中１週のローテーションとなってますが、元々叩き良化タイプなのでこれはかえっていい方向に向くと思います。実際に調教もよくなってますしね。前走はなんとも消化不良な内容でしたから疲れも残っていないはずなので、改めて期待です。
