東京開催という例外のせいか、いつも以上に内有利・外不利という話題がどこでも沸きあがっており、どうもそれに踊らされている気がしてなりません。こういう思い込みから返って目をくらまされて、結果的に取りこぼしをしたんでは意味がないですからね;;

東京2000mというコースは、1コーナー奥のポケットからスタートし、約100mで2コーナーのカーブがおとずれるため、外枠の馬は距離損をするとともに、内に入れない・前に行くために足を使う、などの不利的条件が出てきてしまいます。なのでたしかにその話題は正しく、実際に不利な事には変わりありません。
しかしこれが全てで結果が決まるのであれば、競馬の予想など簡単なものと言えてしまいます(笑)
それを簡単に覆してくれるのが競馬ですし、私自身何度も痛い目にあっていますw

なので、トーセンラーあたりが突っ込んできた時に後悔のため息をつかないためにもデータ的な検証をしっかりおこないたいと思います。

実際に、この内有利・外不利という条件も、脚質で大きく変わります。
正確に細かく言えば、

・内枠にいる先行馬は有利
・外枠にいる先行馬は不利

というのが大きな点であり、実は末脚勝負の馬はそこまで過剰に気にする必要がない事が多いです。
たしかに開幕週ですし、それも含めての事なのだと思いますが、今日のフローラステークスを見ていたらそれも強くは言えません(笑)

過去のレースで例を挙げてみましょう。

天皇賞(秋)は開催8日目という馬場状態もあるので例からは省き、できるだけ馬場状態の近い、
白富士ステークス、アイルランドトロフィー、フローラステークスを2008年~2011年で振り返ってみると、

1着
①枠 0回
②枠 1回
③枠 1回
④枠 3回
⑤枠 0回
⑥枠 1回
⑦枠 1回
⑧枠 3回

なんと、④枠と⑧枠が3回で一番多いです。
一応2着も調べますと、

2着
①枠 1回
②枠 1回
③枠 4回
④枠 0回
⑤枠 0回
⑥枠 2回
⑦枠 0回
⑧枠 2回

0頭が多い中、ここでも⑧枠から2頭が連対。

結果、連対馬20頭中、5頭が⑧枠馬と全枠の中で⑧枠が一番多く、
割合でいうと25%、全体の1/4です。
ものすごく高くないですか?;;

しかも、勝ち切った⑧枠の3頭のうち2頭が道中2・3番手につけて勝っています。
外枠の先行馬不利と言われ、前に行くのにロスを強いられるにもかかわらず2勝です。

うーん。
本当に外枠ってそこまでの不利なんでしょうか?
トーセンラーはおろか、プレイもそんなに過小評価していいのでしょうか?
たしかに、ふたを開けてみればやっぱり外枠はダメダメでした、という結果の方が高いかもしれませんが、軽視はあまりにも危険だと思います。

ちなみに、この連対した20頭の鞍上のうち、

内田博 4回
吉田豊 3回
横山典 3回

とこの3人が好連対を見せています。
今回、この3人が乗る馬はどれも穴馬ですねww
こわいこわい。