皐月賞が終わった時点で、無念の外枠ながらも執念の脚を魅せたトーセンラーかそのままオルフェーヴルを本命にするかと決めていましたが、状況がかなり変わっていますので、その考えは今変わりつつあります。

今週末も雨予報。
先週のオークスを見る限りでも、後方一気はなかなか厳しく、かといってただ単に前が残るわけでもなく、うまくレースを読み、鋭い脚より粘りのある脚を見せる馬が今の府中に適している馬だと思います。

そう考えた時、オルフェーヴル・トーセンラーのような切れ脚で勝負するタイプは少し不安になりました。
先週のマルセリーナのようになりかねません。トーセンラーにいたってはまた外目の15番枠ですしね。
ただ蛯名騎手の騎乗パターンを考えると、やはりあまり後ろには下げないと思いますので、好位を位置取ろうと思います。池添騎手も同様でしょう。

しかしながら、不安なのは事実。
そう考えた時にやはり浮上してくるのは前目で競馬するであろうサダムパテック。
しかもダービーでは好枠と言われる①枠を引いたのですから、これはもしかするとオルフェーヴルとオッズはあまり変わらないかもしれません。
しかし、個人的にはこの馬も切れ脚のイメージがあります。
ましてや良馬場であってこその馬な気がします。

どの人気馬も不安点が多いです。
先週あれだけ荒れたのですから警戒心もひときわです。
そんな中、今私がイメージしているのは2008年のジャパンカップ。
「なんとスクリーンヒーローががんばっている」でおなじみのレースです。
今年のダービーは、あんなレースになるんじゃないでしょうか?
ああいった位置取りで、粘り脚でジリジリ先頭にたつ、そんな馬が今年は勝つような気がしてなりません。
あの時も外からディープスカイが押し寄せてくるも、スクリーンヒーローは押し切りました。

そう思った時、私の中でそれを彷彿させる馬が一頭浮かびあがりました。
ナカヤマナイトです。
今年の共同通信杯は、まさにそんなレースでした。
あれは内をついてのレースでしたが、あれは前が開かずにすき間を縫ってのインをついたというレース。
伸び脚自体はまさしく今自分が思い描いているイメージです。
ひとつ気になる点があるとすればヨシトミ先生がちょっと強い気であるということ(笑)
また、できれば良馬場がいいと言っている事。この点でしょうか。
しかし個人的にはこの馬は脚悪でこそ粘りを見せそうな、昔のショウワモダン的な匂いがしますので、きっと馬場に関係なく走ってはくれると思います。

そのほかでは密かに狙っていたのはダノンバラードだったんですが、これはなんとも残念な故障回避。
ダービーではラジオNIKKEI組が要注意なだけにかなり期待していたんですけどね;

また、展開・適性ではクレスコグランドあたりが面白うそうな気もします。
タニノギムレット産駒をダービーで無印にするというのはあまりに怖いですからね;;