意外と忘れられがちなのが、札幌記念が2006年以降から定量戦になったということ。
それまでは別定戦であった事からも、2006年以降と以前では絡んでくる馬がまるで違います。

まず、2006年以前では1・2人気馬がGⅠであった場合、高確率で連対・勝利していますが、定量戦になった近年ではそんな人気馬が伏兵に負ける事が多くなりました。

近年でいえば、ブエナビスタがヤマニンキングリーに、マツリダゴッホがタスカータソルテに敗れています。
タスカータソルテにいたっては今も更新されていないレコードタイムでしたしね。

しかし普通は、斤量的には格上の馬にとっては別定戦よりも定量戦の方が楽なはずなのですが、結果は逆となっています。不思議なものですね。

というわけで統計データも2006年以降からもものしか使わないほうが賢明だと思います。

~過去5年の統計データ~

■枠
⑦枠⑧枠は馬券内もなく、不利枠。
③~⑥枠が好枠。

■血統
ターントゥ系の相性が良く、一頭は連対してくる。

■馬齢
6歳以上は連対実績なし。
中でも4歳が強く、馬券内には高確率で絡んでくる。

■牝馬
過去6頭が出走のうち、3頭が連対。
掲示板以上はすべて重賞馬であり、単勝が100倍以上というよっぽどではない限り注意が必要。

■馬場・脚質
逃げ・先行があまりおもわしくなく、基本は中団からの差しが決まりやすい。
しかしながら、後方いっきもあまり届かないので、好位がとれる事が必要。

■ローテーション
クイーンSからの連闘組は注意の傾向。過去別定時代からよく馬券に絡んでいる。

まだ出走するかはわかりませんが、この上記のデータを満遍なく該当しているのが先週クイーンステークスで2着に入ったコスモネモシン。そう簡単ではないと思いますが、あまり軽視はできないと思います。