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今年のスワンステークスで予想難解な馬が一頭います。NHKマイルCを制したグランプリボス。
ＮＨＫマイルＣを制した馬がこのレースに出走した経歴は過去に無く、古馬の短距離馬との力関係が計りづらくあります。富士ステークスやマイルＣＳに行く馬ならたくさんいるんですけどね。ちなみにその２レースも好走できたのはラインクラフトくらいじゃないでしょうか？あのラインクラフトですからねぇ、グランプリボスはどこまでの格があるかということです。ただ、ＮＨＫマイルＣ２着のリアルインパクトが安田記念を制してしまった事を考えると、それに勝っているこの馬はその上にも考えられます。
問題は斤量ですね。今回は57キロですが3歳ですので59キロ級という事になります。過去10年のスワンステークスで、59キロ級の馬の成績は（1-0-0-6）とあまり奮っていなく、そのうち3歳では桜花賞馬のアローキャリーとスプリンターズＳを制したアストンマーチャンがいましたが、どちらも大敗しています。とくにアストンマーチャンは古馬ＧⅠを制したとあって1人気に推されてましたが、2桁着順でした。
一応ＮＨＫマイルＣを制した馬が、その後古馬短距離路線に向かって、59キロをかせられた時の成績も調べてみましたが、その成績は（0-0-0-4）となんと一勝もありません。マイルＣＳは斤量的に定量になるので59キロ級になる事はないので、富士ステークスやその他ＯＰレースになるのですが、その成績がこれです。
なんとなくですが、イメージ的にはここで大敗をし、マイルＣＳで人気を落としながらも好走、というのが一番しっくりくるイメージなんですよね。
実は調教も、これまでのＮＨＫマイル前やニュージーランドT前に比べるといまいちピリっとしていません。悪くは無いですが、まだこの馬の切れというか、伸び脚が戻っていない気がします。
1人気になるようなら、危ない一頭かもしれません。
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