第40回 ジャパンカップ(GⅠ)【データ・調教・最終予想・買い目】

この記事は「第40回 ジャパンカップ(GⅠ)の予想記事です。


 

どうもキラです。

第40回 ジャパンカップ(GⅠ)の予想をしていきます。

 

ジャパンカップ(GⅠ)コースデータ

東京・芝2400m

画像元:http://www.jra.go.jp/

 

コースの特徴

  • 東京2400mとういのは日本の競走馬が理想としているコースであり、本当に強い馬がしっかり好走する
  • 向こう上面と最終直線で坂がある上、直線が長いため差し馬、追い込み馬に向いた展開になりやすい
  • 急な登り坂⇒コーナー下り坂⇒急な上り坂と、一息を入れる箇所がなく、スピードだけでなくある程度スタミナも必要
  • 開幕間もない時期は高速馬場の恩恵もあり、スピード・瞬発力タイプが逃げ・先行で粘り切るケースが多い

 

ジャパンカップ(GⅠ)ポイント

  • 直線が長く、高速馬場なことからキレのある瞬発力がある馬が有利になりがちだが、スタミナも備わっていないと好走は出来ない
  • ただ、斤量的に軽ハンデとなる3歳馬はスタミナ軽減されるため、スピード重視された馬のが有利
  • ペースは不定。メンバー次第でハイにもスローにもなる
  • 基本は上り勝負だが、メンバー最速の上りを出せば結果が伴うわけではない

 

ジャパンカップ(GⅠ)好調教馬

馬名 評価
④キセキ
⑤デアリングタクト
⑮グローリーヴェイズ

基本は15頭どの馬も良い動き。ただ、目立っていい動きをしているのは以上の3頭。

 

ジャパンカップ(GⅠ)考察

まず避けて通れないのが3強の比較。

どの馬も競馬史上屈指の実力馬であり、ここまでの戦績だけではどの馬が強いかまだは測りきることはできません。

ただ、それ故、何かしら不安要素が一つでもあれば、それだけで後手に回る可能性は普段のレースよりも高いです。これだけの能力のある馬であれば、多少の不安要素があった場合でもある程度の相手関係ならねじ伏せられるケースがほとんどでしょうが、今回はトップクラス同士の戦い。何か綻びが一つでもあればそれが致命打になりかねないということです。

となれば今回は、各3頭の強さ・いい部分を見ていくのではなく、不安要素がどれだけあるかを見ていきます。

 

まずは②アーモンドアイ。

古馬になってもしっかり結果を残していることから、ごまかしのない強さの絶対値を見せているのは明らかで、間違いなく現役馬の中ではトップに君臨する馬です。

ただ、この馬は馬場に影響されるところが大きいです。これまで14戦して馬券を外したのはわずか1回。GⅠ最多の8勝もあげ、ドバイターフも勝利して完全無欠に思えますが、唯一負けた4歳時の有馬記念に問題があります。あのレースの敗因は明らかに道中でスタミナを削られたことに他なりません。どんな馬でもウィークポイントはあります。しかしこれだけの馬が、9着という着順で終わるというのは、想像以上にタフなコースが苦手だということだとも言えます。基本的に、中山と阪神はスタミナを要するタフコース。しかし、この14戦、アーモンドアイは中山と阪神を1戦ずつしか走っておらず、勝利のほとんどが東京コースです。阪神の桜花賞は相手は同世代の3歳牝馬だけだったことと、距離がマイルと短かったためコースによる影響は全くなかったですが、有馬記念は時計のかかる馬場の上に2500mの長丁場、そしてグランプリを決めるメンバーがそろっているなど、厳しい条件が出そろっていました。そうなるとさすがにごまかしがきかなかった、という他なりません。ただ、今回はその得意な東京コース。通常で考えればここも危なげなし、と考えてもいいかもしれません。しかし、そんな馬にも気がかりな点が2つあります。

まずはスタートに関して。この馬はもともと出遅れがある馬でした。しかし、古馬になってからはそれもなくなり常に好位追い出しが安定的にできていましたが、春の安田記念で再び出遅れ。それが影響してか、結果は2着、上りもあの位置からにしてはこの馬には遅すぎる33.9という上り。やはりこの馬の最高のパフォーマンスを見せるには、スタートは肝心になってきます。

そして次に前走の影響について。去年も今年も天皇賞秋を制しているわけですが、明らかに違うのはそのレース内容。どちらもペース的にはスローペースではありますが、去年はある程度一定のペースで進み、最後も2着との差がある程度あったので、最後の最後まで張り詰めたレースにはなっていません。しかし今年の天皇賞秋はラスト600mのペースが結構速いです。しかも最後はフィエールマンとクロノジェネシスも詰めてきたことで激戦になったことは間違いありません。去年は次走が有馬記念だったので間隔十分でしたが、今回はこの激走からまだ4週間しか経っていないのがちょっと怖いです。ましてやさらに距離が延長されるわけで、本来であればさらに万全でないと、今年のJCは最強の挑戦者が2頭いますので、ごまかしはきかない、という不安がぬぐい切れません。さらに、この後雨も降らないといいですが…

 

次は⑤デアリングタクト。

史上初の無敗で牝馬三冠を達成した馬なので間違いなく過去最強の3歳牝馬である上に、この馬は馬場も左右されませんし、距離の適性も広く、万能の強さが魅力です。馬の強さはお墨付きなので、一見死角がないように思えますが、この馬も気になる点が2つあります。

まずは勝ちタイムについて。まだ負けたことがないわけで、すべての勝ちタイムがそのままこの馬のタイムになっています。しかし、秋華賞の2:00.6、オークスの2:24.4、とどちらも時計的にはそこまで速くはありません。速くない割に、秋華賞では上りが前にいたマジックキャッスルと同じ、しいてはソフトフルートにも負けており、3冠牝馬の強さここにあり、という数字ではないんですよね。この無敗がもし相手関係にあるのであれば・・・もしかすると、アーモンドアイ、コントレイルに全く歯が立たない可能性もあります。

もう一点は、やはり鞍上でしょうか。松山騎手は決して悪い騎手ではありません。デアリングタクトを三冠に導いたのは間違いなく一つの功績です。しかしオークスも道中抜け出すまでにかなりひやひやしました。毎度後方からの競馬で、今回も後方からとなると、相手関係的にもごまかしはききません。馬の実力が拮抗すればするほど、騎手によって差は生まれてきます。現在、ルメール騎手が秋のGⅠ3連勝中であることもそういったことの結果の一つです。そんなルメール騎手が今回は現役馬最強と言われるアーモンドアイに騎乗、現時点で最強コンビになるわけで、まずこの時点で同じスタートラインに立てるのか?という不安は当然ながら出てきます。

 

最後に⑥コントレイル。

こちらも無敗で三冠をディープインパクト以来に達成した歴史的名馬です。前からでも後ろからでも行ける自在性、そして距離もしっかりこなせるので、本当に父ディープインパクトに似た万能性を持った馬だと思います。ただ、やはりこの馬はパンパンの良馬場が一番合うと思います。実際タフなレースをしいられた皐月賞や菊花賞は、2着とそれほど差はなかったでしたからね。

しかし、それよりなにより気になるのは、やはり前走菊花賞の反動でしょうか。実のところ、過去に菊花賞からJCに挑戦した馬は敗れている馬が多いです。それ故、基本は菊花賞の後は有馬記念をローテーションにすることが多いです。しかし今回の出走は、アーモンドアイのラストラン、そして同世代で三冠を達成したデアリングタクトと、三冠馬3頭が揃う奇跡のレースになることを空気を読んで避けられなかった、というのが見え隠れしています。実際問題、1週前の追い切りではまだまだ疲れが抜けておらず、福永騎手も物足りなさを感じています。結果的にはそのあとの追い切りですっかり良くなったという話ですが、それでも菊花賞の激戦の反動は間違いなく残っているものと思われます。あのディープインパクトでさえ、激戦が続いた3歳の有馬記念は敗退。同じようなローテーションを歩んでいるコントレイルにも同じような負担は絶対かかっていますし、ましてやコントレイルはスピード>スタミナの血統だから余計に間隔が詰まるときついはずです。天気的にも雲行きは怪しく、現在まだ良馬場ですが、この後雨が降って馬場が水分を含むことも十分に考えられます。

 

以上、3強の不安要素を取り上げました。

これだけみてると、どの馬もこないのでは?とも思いたくなってしまいますね。もちろんその可能性も十分あります。しかしこれだけ歴史的なレースになりそうなメンバー構成で、がっかりするような残念なレースにはならないと思っています。

 

これらを踏まえた上で、どの馬がこの状況を制し、勝利を勝ちとるのか、きっちりと最終結論に入ります!

 

ジャパンカップ(GⅠ)最終結論

 


 

続きの詳しい結論や、買い目に関しては note にて公開中!

 

 


 

以上、ジャパンカップ(GⅠ)の予想でした。

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