日経新春杯(GⅡ)【データ・調教・最終予想・買い目】

この記事は「日経新春杯(GⅡ)の予想記事です。

 

過去の予想

▼ 2023年 不的中

日経新春杯(GⅡ) コースデータ

中京・芝2200m

中京競馬場

画像元:http://www.jra.go.jp/

コースの特徴

  • コース自体は小さいが、2回の急坂を通る距離以上にタフなコース
  • 坂の上に直線も長く、差し・追込がかなり有利
  • 位置取りに影響するような枠の有利・不利はない

日経新春杯(GⅡ) 展望

京都開催の本来の日経新春杯とは違い、中京開催の日経新春杯は完全異色です。愛知杯が毎年荒れているように、中京の中距離のハンデ戦はとくに荒れやすいと言っても過言ではありません。

その理由として挙げられるのはやはり斤量問題。京都よりも中京の方が斤量差に影響しやすいと言えます。

もうひとつは、非根幹距離であること。本来の日経新春杯は2400mであり、日本では黄金距離。前年後半に活躍した馬がそのままここでも活躍する傾向が多いレースでしたが、2200mの非根幹距離となると話は別です。脚質から血統傾向まで全く変わってきます。

非根幹距離でさらに2200m戦で活躍しやすい血統としては、マンハッタンカフェやルーラーシップ、エピファネイアなどが挙げられますが、いずれも長距離を得意とするスタミナ血統。

これらの血統を持ちつつ、負担にならない斤量設定になっている馬(少ないから良いということではなく課せられている斤量で力を発揮できる馬)が狙い目となりそうです。

日経新春杯(GⅡ) 各馬短評

②ヴェルトライゼンデ

去年ジャパンカップで3着に入ったことにより人気の一角となっています。ただ、この馬に関して注意したい点が3つあります。

ひとつは、去年のジャパンカップは例年に比べてかなりメンバーの質が低かったこと。あのメンバーで能力が伴っていたのは勝ったヴェラアズールと直線で不利を受けたダノンベルーガくらいのものだと思ってます。なので、力はもちろんありますが、GⅠ上位馬という位置づけで当てはめるのはちょっと危険です。

もうひとつは、この馬が決して非根幹距離向きであるわけではないこと。正確に言えば父ドリームジャーニーのように万能型なのでどちらも走れますが、AJCCで2着、神戸新聞杯で2着、スプリングSで2着といずれも非根幹距離で好走できているようにも見えますが、言い換えればどれも勝ち損なっているとも言えます。どちらかと言えば鳴尾記念のような根幹距離の方が合います。ジャパンカップもそういった力の発揮を魅せたと言っていいと思います。

最後に斤量です。いくらなんでも59キロはかなり厳しい斤量。58キロすら経験したことないのを考えると、この2キロ増は未知以外の何物でもありません。先ほども言ったように、GⅠ上位級の馬であれば、まだこなせる可能性はありますが、この馬はそうではありません。重賞勝ちがG3しかないというのがまさにそれを象徴しており、ここは頑張っても掲示板に入るのがやっとじゃないでしょうか。重馬場を苦にしないというのだけが救いです。

評価:C

③ロバートソンキー

前年のオールカマー2着、2200m戦を4戦して2-1-1-0と全て馬券になっているなど、これぞ非根幹距離に強いルーラーシップ産駒という感じで現在1人気となっています。

また、これまでも3000mを超えるレース以外は必ず上がり3位以内に入ってますし、確実に脚を伸ばせるという点も大きな加点材料です。

ただ、今回手痛いのは重馬場である事。道悪が苦手とかそういうことではありませんが、末脚がこの馬の良さである以上、この馬場が絶好ということにはなりません。昨日の愛知杯も掲示板5頭が道中5番手以内の馬で決まると言った完全前残りの展開だっただけに、展開の不利を受けることは少なからずあると思います。斤量も思ったより見込まれました。

評価:B

⑧ヴェローナシチー

ここまで未勝利を勝っただけの1勝馬ですが、言うほど弱い馬ではありません。中京開催だった京都新聞杯を2着、京成杯3着と重賞実績も十分で、リステッド競争は過去3度出走してすべて馬券内でした。決め手に欠ける、というのがこの馬の苦しいところではありますが、それでも相手なりに戦える馬で、その甲斐あって今回は54キロというおいしいハンデ。エピファネイア産駒であることも考えると、ここからどんどんピーク値を過ぎそうな気もするので、おそらくチャンスとしては後にも先もここが最大になる気がしています。さらにそれを後押しするのが川田騎手。乗り替わりではありますが菊花賞ですでに乗ってますし、昨日の愛知杯を勝っている鞍上とあらば、馬場の質もとらえていると思いますのでここは完全に追い風。馬の力は十二分に発揮させてくれると思います

評価:A

①ヤマニンゼスト

3歳の夏までは鳴かず飛ばすだった馬ですが、正直なところ、騎手の影響もあった気がしています。鞍上が武豊騎手に以降の2戦はしっかり走れており、神戸新聞杯もボルドグフーシュを差しての2着。菊花賞は6着とはいえ外を回していながら最後脚を伸ばしてますしスタミナの裏付けも十分です。本音を言えば斤量は54キロにしてほしかったですが、それでも十分有力の一頭と言えるでしょう。枠も昨日の愛知杯で直線外に広がってたのを見れば前が塞がることもまずないですし、そもそも昨日経済コースを通っていた⑮アブレイズ、②マリアエレーナ、①サトノセシルがいずれも掲示板に残ってますので、枠も味方すると踏んでます。

評価:A

⑫プラダリア

池添学調教師、池添謙一騎手がクラシックでいけると言っていた馬もついに4歳。青葉賞を勝っている点を見ても実力上位なのは間違いありません。ただ、この馬も根幹距離向きの馬です。クラシックでいけると踏んでいたのもそういう観点から。さらに鞍上が今回は松山騎手というのも分材料のひとつです。去年の秋、菊花賞で1人気のガイアフォースを8着に飛ばして以降、京王杯2歳Sを1人気で14着、エリザベス女王杯を1人気で6着、東スポ杯2歳Sを1人気で3着、ターコイズSを1人気で5着、チャンピオンズCもテイオーケインズが絶対的な1強と思われましたが4着と1人気でことごとく惨敗。今年に入ってもフェアリーSで1人気ヒップホップソウルが11着とその流れはまだ続いており、昨日の愛知杯も2人気のマリアエレーナに騎乗しあの位置から伸びあぐんで3着ととにかく精彩を欠いています。人気していない方が良い、という線も考えられますが、神戸新聞杯を見る限りプラダリアの適性も合っていないことを踏まえると、現在5人気でもなかなか厳しい展開になるのではないかと思います。

評価:C

その他

トラックバイアス次第ですが、逃げ馬が残るような展開があるなら⑩キングオブドラゴン。⑬アフリカンゴールドはさすがに斤量的に厳しい感じもあるので、どちらかといえば⑩キングオブドラゴンの方が妙味ありです。前走は内ラチに激突して最後方に。去年の鳴尾記念を見る限り、勝負根性はかなりある感じなので、展開が向けば可能性はあります。

あとは⑥ダンディズムでしょうか。非根幹距離の鬼と言われるマンハッタンカフェ産駒というのは期待材料。まぁ基本出遅れが常なので何とも言えないところですが、地道に頑張って去年も3勝クラスを勝っているあたり、応援したくなる一頭でもあります。セン馬なので頑張るしかないというのもありますが…3着入選くらいの希望はあっても良いと思います。

日経新春杯(GⅡ) 最終結論

過去傾向・血統・追い切り、枠順、これらから今回のティア表は以下

S:なし

A:①ヤマニンゼスト、⑧ヴェローナシチー

B:③ロバートソンキー

C:⑩キングオブドラゴン、②ヴェルトライゼンデ、⑥ダンディズム

D:その他

馬券買い目
馬券形式 買い目 自信度
馬連 ①③⑧BOX ★★★
①③⑧-⑩
ワイド ①③⑧-⑥
計 9 点

日経新春杯(GⅡ) 結果&回顧

ここで回顧をおこなうことで、各馬の次走の予想や、来年の同レースを予想の際に役立てます☝

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▼ 2021年 不的中

日経新春杯(GⅡ) 馬場情報

今開催は野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行
使用コース:Aコース

クッション値 含水率(G前-4C)
1月17日7:00 10.4 12.4-12.2%

・12日に0.5ミリメートルの雨あり
・13日に肥料を散布
・14日に芝の生育管理のための散水を実施

馬場全周に渡り内側に傷みがあります。特に3コーナーから4コーナー内側の傷みが大きくなっています。その上、良馬場とはいえ比較的含水率は高めで、差し脚に多少なりとも影響が出ることが推測されます。

日経新春杯(GⅡ) 出走表

馬番 馬名
 01  ダイワキャグニー
 02  ロサグラウカ
 03  サトノソルタス
 04  サンレイポケット
 05  ミスマンマミーア
 06  エアウィンザー
 07  バレリオ
 08  サトノインプレッサ
 09  ヴェロックス
 10  アドマイヤビルゴ
 11  クラージュゲリエ
 12  ワセダインブルー
 13  レイホーロマンス
 14  ショウリュウイクゾ
 15  レクセランス
 16  ミスディレクション

日経新春杯(GⅡ) 好調教馬

馬名 評価
①ダイワキャグニー B
③サトノソルタス B
⑥エアウィンザー B
⑨ヴェロックス B
⑬レイホーロマンス B
⑭ショウリュウイクゾ B

日経新春杯(GⅡ) 考察

毎度のことながら、中京開催で距離も違うとあって、例年の日経新春杯とは全くの別物です。距離でいえばいつもの日経新春杯よりも200m短いですが、正直それでもタフさはこの中京2200mの方が上かもしれません。

その理由としては、まずはコース形態的に急坂を2度通るということ。そして現在の馬場が徐々に渋ってきているという点です。本来なら差し・追い込み有利の中京ですが、あまり後ろすぎると届かない、という可能性も出てきました。

昨日の愛知杯は完全に差しの競馬になりましたが、あくまでもこれは前傾ラップで前崩れの展開だったから。となると、あのレースで一番うまく乗れていたのはランブリングアレー。直線では傷んだ内気味の馬場を追っていながらあの伸びであわや勝てそうな2着。道中位置は8番手くらいでしたので、日経新春杯は後方よりは中団あたりから追っていった方が突き抜けそうです。

こうなってくると狙い目十分の馬がいますよね。上り勝負&高速馬場ならまったく必要ないので切るつもりでしたが、今の馬場と展開なら逆に買いです。最終結論ではそのへんに触れていきます。

⬇️最終結論はnoteにて⬇️

日経新春杯(GⅡ) 最終結論

予想隊列

② ①⑯ ⑭⑨⑩ ④⑪ ③⑦ ⑧⑫⑬ ⑥⑮ ⑤

◎ note参照
〇 ③サトノソルタス
▲ ⑨ヴェロックス
△ ④サンレイポケット

詳しい結論や、買い目に関しては note にて公開中!

以上、日経新春杯(GⅡ)の予想でした。

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