第26回 シルクロードステークス(GⅢ)【2021・レース回顧・的中馬券】

第26回 シルクロードステークス(GⅢ) レース結果

馬名
騎手
タイム着差 通過
上3F
人気
1  13  シヴァージ(牡6)
福永祐一 56.0
1.08.3 10-09
33.6
4
2  02  ライトオンキュー(牡6)
古川吉洋 57.5
1/4 05-04
34.1
3
3  12  ラウダシオン(牡4)
M.デムーロ 57.0
アタマ 04-04
34.2
2
4  11  リバティハイツ(牝6)
団野大成 54.0
3/4 08-09
33.9
10
5  04  セイウンコウセイ(牡8)
幸英明 58.0
1/4 03-03
34.8
15
配当
単勝 13 660円 4人気
複勝 13 220円 4人気
2 220円 3人気
12 190円 2人気
枠連 1-7 820円 3人気
馬連 2-13 2,320円 6人気
ワイド 2-12 740円 3人気
2-13 870円 5人気
12-13 700円 2人気
馬単 13-2 4,600円 12人気
3連複 2-12-13 4,080円 3人気
3連単 13-2-12 25,250円 30人気

予想結果

◎ ⑬シヴァージ
〇 ⑰タイセイアベニール
▲ ⑱クリノガウディー
注 ②ライトオンキュー
注 ⑭トゥラヴェスーラ
△ ⑯ミッキースピリット
△ ⑨ヴェスターヴァルト

馬連

⑬⑰⑱BOX ★★★★★
⑬⑰⑱-②⑭ ★★★
⑬⑰⑱-⑯⑨ ★
②-⑭ ★★
②⑭-⑯⑨ ★

レース回顧

レースは大方の予想通り、⑮モズスーパーフレアが逃げる形。しかしここで大きな予想外が起きました。それは、⑱クリノガウディーがそのすぐ2番手につけたこと。今回、⑱クリノガウディーは正直⑬シヴァージとどちらを本命にするか悩んだほど。それは、後方からの末脚に賭けると思ったからです。予想の際に何度も言いましたが、今回は上がり勝負のレースになるのは明らかでした。しかしこうなってしまってはもう、この時点で⑱クリノガウディーの見せ場はないと思う他ありません。

結局、前を行く2頭は最後全く踏ん張りがきかずに失速します。斤量の影響もあるかと思いますが、やはりこの馬場では逃げるのも一苦労。⑮モズスーパーフレアの行きっぷりがよくありません。結果、直線に入った直後、すぐに⑮モズスーパーフレアは捕まり、これと同時に⑱クリノガウディーも置いていかれる形。そして開いている内をうまく使って伸びてきた②ライトオンキュー、好位からジリジリと伸びた⑫ラウダシオンを外から追い込んできた⑬シヴァージがあっさりとかわしフィニッシュ。

まず注目すべきは、内が思ったよりも伸びたということ。公式の芝情報では、最終コーナーと直線の内側の傷みが目立つというものでした。これを踏まえているので、当然ジョッキーも終始内を空けて周回していました。しかし最後の直線、斤量的にできるだけロスなく行きたかった②ライトオンキューが内へ潜り込んだわけですが、この脚色が結構よかったんですよね。結果的にこれが功を奏し、②ライトオンキューは2着に残りました。言えることはやはり、Bコースに替わったことが影響が思ったよりもあった、ということです。内も外もそんなに脚色に差はなかったですもんね。直線に入った時点では、横の位置的に②ライトオンキューも⑫ラウダシオンも同じくらいの位置にいましたが、結局内にいた②ライトオンキューの方が伸びてましたからね。勝った⑬シヴァージももちろんいいレースをしてましたが、内を選択した古川騎手の好判断が光ったレースでした。

注目馬の次走に向けたメモ

⑬シヴァージ
堅実に末脚を使ってくる馬なだけに、今回は本当に条件がマッチしていたかと思います。noteの最終結論でも、「重賞をとるならこれが最後のチャンスかも」と言ったのはまさにそれがあったからですしね。しかし、これを勝ったことで見えてきたのが高松宮記念です。次走が右回りのコースなどになるのであれば、斤量的にもコース形態的にも狙い目は薄くなるはずでしたが、次走もおそらく同じ条件となる高松宮記念。しかも、来週から間4週だけ開けてまたとなる中京開催なので、今年の高松宮記念は高速馬場にならない可能性も出てきました。となるとまたもや展開が向くことは大いにありえます。

②ライトオンキュー
騎手判断の助けもあったとはいえ、この斤量で見せ場を十分作れたのはことのほか大きいです。去年は挑戦できなかった高松宮記念も今年は視野に入れてると思いますし、中京は思いのほか合ってましたので、力のいるタフなレースになるなら引き続き狙いたいところ。

⑫ラウダシオン
2歳の時以来の1200mでしたが、いまだこの距離も十分適性でしたね。というか、マイルに比べると1200の方が合っているかもしれません。NHKマイルを勝ったことでマイルに着目されてましたけど、やはりどうもマイルCSの負け方が悪かったですからね。馬場は軽くても重くても対応できる馬場を選ばないタイプなので、今後はコースと距離がカギになりそうです。

⑪リバティハイツ
今回、実は一番良い脚色を見せていたのがこの馬です。結果的には4着でしたが、そもそも直線入ってすぐ前がガッツリ塞がりました。その後、⑭トゥラヴェスーラが外にヨレたのでようやく開くかと思ったら、さらにその外から⑬シヴァージが差してきたことで⑭トゥラヴェスーラが再度内にヨレ、またもや前が開かない展開に。その後⑭トゥラヴェスーラが失速したことでようやく外に出せて脚を伸ばしてきますが、すでに⑬シヴァージが抜き去ったかなりあと。良い脚色を見せてますが、⑫ラウダシオンには追い付けず4着まで。これ、馬の力だけで言えば勝ち負けは十分あったかと思います。それだけに、鞍上や他馬の影響が悔やまれるところです。今後、乗り替わりなどがあるようなら積極的に狙っていきたい一頭。

⑩ルッジェーロ
⑪リバティハイツほどではなかったでしたが、この馬も良い脚色を見せていました。しかし、ちょっと後ろすぎましたね。今回、上がり勝負ではあったもの、思ったほど前が止まらなかったので、あの位置からでは届きません。芝レースに戻ってきてどうかというのもあったのですが、これならリステッドくらいなら十分勝てそうな気がします。

⑱クリノガウディー
一時は本命にしようか悩んだ馬だっただけに、今回の結果は実に残念です。たしかに、もともとは先行していく馬ですし、去年の高松宮記念も3番手から差しての1位ゴール(結果は降着)だったので、この位置取りも不自然ではないですが、今回は上がり勝負で、この馬は少なくても中団あたりから差していかなければ、58キロ背負ってるので無理ですよ。藤沢先生も「前走は上位馬と切れ味の差が出た」と言っていたので、そういった指示を出していた可能性もありますけどね。逆に同厩舎の③コントラチェックが前に行かないといけないところ、かなり後ろからの競馬…位置取りが完全に逆です。次走が高松宮記念であればようやく斤量もフラットになるので再度見直し、という感じかと思いますが、正直今日のレースを見る限り、不確定要素が多すぎて紐にしか買えません。

⑮モズスーパーフレア
まぁ当然ながら牝馬で56.5キロは厳しいですよね。それに、今回は馬場がとにかく合ってませんでした。斤量以上にそっちが堪えたように思います。次走はおそらく高松宮記念で、斤量もようやく55キロになるかと思いますが、去年は比較的特殊な馬場だったことを考えると、軸候補には難しい一頭です。せめて、内枠を引きたいところ…。

勝利騎手インタビュー

 

以上、シルクロードステークス(GⅢ) のレース回顧でした。

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