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この記事は「第39回 マイルチャンピオンシップ(GⅠ)」の予想記事です。
マイルチャンピオンシップ(GⅠ)コースデータ
阪神・芝1600m
コースの特徴
- スタートからコーナーまでの距離は長めでスタートによる枠の不利はない
- 3・4コーナーが大きな弧になっているため距離も長く、下り坂になっていることから外枠からの差し・追込が目立つ
- 最終コーナー直後に内回りコースの通り道がポケットとなり、インを走っていた馬は内を突くことがある
- 直線で急勾配になっており、最終的には上り勝負
- 馬場が荒れて時計がかかる傾向が多い
マイルチャンピオンシップ(GⅠ)傾向
来年から京都開催に戻るマイルCSが阪神開催されるのは今年で最後。
そこで過去2年からの傾向とポイントを見ていきます。
京都開催との違い
阪神1600m(外)も京都1600m(外)も、3・4コーナーの大きなコーナーを下ってくるため、上から見たコース的には近いものがありますが、京都の軽い馬場に比べて阪神は力のいる馬場。その上時計も速いので、タフさが必要になります。
さらに、最後は極端な上り勝負になりますが、阪神は最後に坂があるため、道中でタフな競馬をしつつ最後は33秒前半の上がり勝負になる、と考えると、速い流れから押し切る形が得意なスピード指向の馬には厳しいものがあります。過去に例を挙げるとレシステンシアやサリオス、ラウダシオンあたりでしょうか。
また、京都開催の時は安田記念で好走した組は同年のマイルCSで凡走する傾向が多くありました。
~京都開催~
2018年 モズアスコット 安田記念 1着 → マイルCS 13着
2018年 アエロリット 安田記念 2着 → マイルCS 12着
2017年 サトノアラジン 安田記念 1着 → マイルCS 12着
2017年 レッドファルクス 安田記念 3着 → マイルCS 8着
2016年 フィエロ 安田記念 3着 → マイルCS 6着
2015年 ヴァンセンヌ 安田記念 2着 → マイルCS 14着
2014年 グランプリボス 安田記念 2着 → マイルCS 6着
もちろん、インディチャンプやモーリスのように春秋マイルを制している馬もいますが、2・3着だと同年にどちらも好走というのはありません。フィエロも必ずどちらか片方でした。
しかし、 シュネルマイスターなどはそれに抗っており、両方好走しずらいという問題は解消されています。
注目しておきたいポイント
比較的若い世代が活躍する
去年は馬券内中2頭が3歳馬、京都開催時もステルヴィオ、ペルシアンナイトといった3歳が勝つなどしています。
過去10年を見ても、7歳以上の馬が馬券に絡んだことはありません。
血統背景からもスピード系ではない
道中のタフさと最後の坂での加速力が必要になる事から、阪神開催では欧州型の血統の活躍が見られます。とくに欧州型の中でもノーザンダンサー系(ダンチヒ、ノーザンテースト、サドラーズウェルズ)がその傾向を後押ししています。さらに、中距離もこなせる配合裏付けがあるとなお良いです。
実績がものをいう
阪神マイルという条件はとにかく重賞レースが多く、GⅠだけでも従来3つ、今年は京都競馬場が使えない関係でマイルCSが阪神で開催されることも考えれば4つのGⅠが施行されることになります。
そんな条件下で行われた去年・一昨年のマイルCSは、いずれも掲示板の5頭中4頭がGⅠ馬。馬券内に至っては全てGⅠ馬でした。3歳の優勝が数多くあると言っても、やはりそこに裏付けは必至だということです。
マイルチャンピオンシップ(GⅠ)好調教馬
- ダノンザキッド
- セリフォス
- ソウルラッシュ
- ダノンスコーピオン
- ロータスランド
外厩情報は以下
ウインカーネリアン | 阿見トレセン | 10/13 |
シュネルマイスター | ノーザンF天栄 | 10/25 |
ファルコニア | 山元トレセン | 10/28 |
ダノンザキッド | ノーザンFしがらき | 10/29 |
ハッピーアワー | 三重ホースTC | 11/1 |
ジャスティンカフェ | 山元トレセン | 11/1 |
ピースオブエイト | ノーザンFしがらき | 11/5 |
※天皇賞秋と同様、マイルCSもノーザンファーム天栄の調整馬が好走傾向にあります
マイルチャンピオンシップ(GⅠ)最終結論
以上、マイルCS(阪神)のポイントをまとめると、
- スローペースだが上がり勝負
- ノーザンダンサー系(ダンチヒ系、ノーザンテースト系、サドラーズウェルズ系)の血統が合う
- 1800m以上の重賞で馬券内実績馬が好走
- これまで上位陣はG1馬が独占
雨、重馬場以上になった場合に追加されるポイント
- 重馬場に強くともマイルしか走れない馬には厳しい馬場
以上のポイントから、今回はこのようなティア表になります。
去年すでに阪神マイルCSでの実績残しているシュネルマイスター、ダノンザキッドは、状態も安定していることから迷わず高評価。
そして注目はダノンスコーピオン。今回メンバー中一番伸びしろを感じられる一頭です。富士Sは6割の出来という話もあり、そこから枠順や追切の内容からみても有力候補の一角だと言えます。
馬券構成
3連単
③④⑮BOX ★★
3連複
④ - ③⑮ - ⑥ ★★★
④ - ③⑮ - ⑩⑤⑦⑬ ★★
④ - ③⑮ - ⑪⑨⑧ ★
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