
目次
この記事は「ホープフルステークス(GⅠ)」の予想記事です。
ホープフルステークス(GⅠ) コースデータ
中山・芝2000m(内回り)
同条件のレース:皐月賞、弥生賞、京成杯、紫苑ステークス、中山金杯
コースの特徴
- スタート直後に急坂を迎えるため、ペースが落ち着きスローペースになりやすい
- 枠による大きな不利はないが、コーナー4つを回る小回りコースのため終始外を回らされると距離ロスをする
- 急坂を2度迎えるため、実際の2000mよりもタフなレースになりやすく、先行馬は序盤に脚を使うと最後まで持たない
- 馬場が荒れて時計の掛かる馬場の時はパワー型の血統が、9月などの高速馬場の場合はスピード型の血統が狙い目
ホープフルステークス(GⅠ) 出馬表
ホープフルステークス(GⅠ) 過去からの傾向
過去5年、1着になった馬は全て関西馬。関東馬も関西馬も出走数自体はそれほどさがないことからも、GⅠに昇格後、より西高東低の傾向が強くなっているように思えます。
ペースとしては平均かスローが基本で、馬券内は好位差しがほとんど。よほど末脚に自信のある馬以外は、道中は7番手以内が理想的。
稀にハイペースになる事もあり。その際は後方一気のレースになるので逃げ馬・前に行きたい馬がどのくらいいるか注意が必要。
GⅠ昇格後、牝馬が出走したのは昇格後第1回の2017年に2頭出走したのみ。有力牝馬の出走経験がまだないため、牝馬に馬券内実績が無いからと軽視するのは禁物。
阪神JFや朝日杯FSの時にも言いましたが、2歳戦ではまだまだデビュー間もないことからも、月年齢が大きいほど成績も安定してきます。人間でもクラスメイトの中で3月生まれの子は身体の小さい子が多かったり、4月生まれの子の方が体も大きく運動神経が良い子が多かったりしますがあれと同じです。
競走馬の場合はできれば1~3月、遅くても生まれ月は4月までが理想です。今年の阪神JFも朝日杯FSも、結局のところ馬券内に入った全ての馬が1~3月に生まれた馬でした。ここ最近で言うと、朝日杯FSで4人気ながら6着になったオールパルフェも4月生まれ、京都2歳Sで2人気ながら11着に沈んだコスモサガルマータも4月生まれでした。
GⅠホープフルステークスとしては、過去5年5月生まれの馬は馬券に絡んだことはありません。
~今回出走メンバーで5月以降生まれの馬~
ハーツコンチェルト
ヴェルテンベルク
時期的なものもあり、外国人騎手が毎年馬券内に絡んでいる。これはOPの頃から続いている傾向であり、人気には関係なく来ているので注意が必要
■GⅠ昇格後の外国人騎手の馬券内数
5年で 2-4-1
■過去10年の外国人騎手による好走不人気馬
2016年 マイネルスフェーン Vシュミノー 2着 8人気
2013年 エアアンセム Cルメール 1着 8人気
2012年 サトノネプチューン Rムーア 1着 7人気
~今年外国人騎手が騎乗する馬~
キングズレイン ルメール
グリューネグリーン Mデムーロ
ジェイパームス Dイーガン
セブンマジシャン Cデムーロ
ドゥラエレーデ Bムルザバエフ
ホープフルステークスは好位差しの競馬になるのが基本で、上がり勝負となります。なので、過去の開催5年でも馬券内に入ったすべての馬が前走上がり3F3位以内で連対以上の成績をおさめていました。
~今回出走馬でこの条件をクリアできていない馬~
グリューネグリーン
スカパラダイス
ドゥラエレーデ
フェイト
ホープフルステークスがGⅠになって以降、勝ち負けする馬が明らかに格上位の馬だけになり、紛れがないレースになっています。
ここで言う格というのは、明らかにクラシックにいけそうな馬を指しており、前走が未勝利戦である馬や、重賞や1勝クラス、リステッドであったとしても3着以下の成績になっている馬はこの5年一度も馬券内に来ておらず、この時点で大きく負けるような馬は来年のクラシックを見据えることもできない、というような格の違いが表れていると言っても良いです。
条件としては、前走が新馬勝ちか、1勝クラス以上で2着以内の成績を収めている馬に限定されます。
~今年の出走馬で条件を満たせなかった馬~
ジュンツバメガエシ
スカパラダイス
セレンディピティ
ドゥラエレーデ
フェイト
ホープフルステークス(GⅠ) 血統
スカパラダイス
父:シルバーステート(ディープインパクト系)
母父:グラスワンダー(ロベルト系&中山に強い)
Silver Hawk 25.00% 3 x 3
Hail to Reason 9.38% 5 x 5 x 5
Lyphard 9.38% 5 x 4
Northern Dancer 6.25% 5 x 5
フェイト
父:シルバーステート(ディープインパクト系)
母父:グラスワンダー(ロベルト系&中山に強い)
Alzao 12.50% 4 x 4
モンドプリューム
父:サトノダイヤモンド(ディープインパクト系)
近年のホープフルステークスは、ディープインパクト系の馬が好走馬に多くを占めています。今回ディープ系の血を引いてるのはこの3頭。
スカパラダイスはディープの血を引いてる上に、ノーザンダンサー系とターントゥ系のクロスを多く継いでいる。今回出走馬の中では一番適性血統に沿った濃さの血統。
フェイトはAlzaoのインブリードでリファール(ノーザンダンサー系)のクロス。リファール系のインブリードと言えば有馬記念を勝ったイクイノックスが"Lyphard 12.50% 5 x 5 x 4"。ディープ系でリファールのインブリードとあれば同じ中山では期待十分。
モンドプリュームはサトノダイヤモンド産駒で今年から産駒がデビューしているまだ新しい種牡馬。重賞勝ちこそまだないですが、直近ではシンリョクカが阪神JFで2着になって波乱を演出。ここまでダートしか使ってないとはいえ、軽視はできません。
ファントムシーフ
Hasili、Arrive 25.00% 3 x 3
デインヒル 25.00% 3 x 3
Northern Dancer 12.50% 5 x 5 x 5 x 5
ミッキーカプチーノ
サンデーサイレンス 18.75% 4 x 3
Roberto 12.50% 4 x 4
Hail to Reason 9.38% 5 x 5 x 5
キングズレイン
父:ルーラーシップ
母父:ディープインパクト
ファントムシーフはかなり強烈なノーザンダンサー系のクロス。サドラーズウェルズも入ってる上に、デインヒル3x3というのはかなり強烈な配合。間違いなく今の中山に合う血統です。
また、ミッキーカプチーノの方は父父系・父母系・母父系・母母系のすべてがターントゥ系というすさまじいインブリードの並び。ホープフルSの主流血統がディープ系やサンデー系、ロベルト系というGⅠに強い血統であるだけに相当な後押しになりそうな血統だ。
そしてキングズレインは今2歳で注目のルーラーシップ×ディープインパクトといった血統。朝日杯FSで圧巻の走りを見せたドルチェモアもこの組み合わせで、阪神JF3着のドゥアイズもまたこの組み合わせ。3歳での活躍までの保証はないが、現状2歳戦においてこの配合が活躍している事実は変わらない。
ホープフルステークス(GⅠ) 追い切り
セブンマジシャン
以前とは違い楽に加速している様子が伺え明らかに上積みを感じる
ドゥラエレーデ
これまでの4走とは明らかに違うキレのある動き。変わり身十分
キングズレイン
天栄での外厩調整で大きく成長。前走時とは違い終い11秒台が良く出ており上積み十分
11/22 ④セレンディピティ ノーザンFしがらき
11/26 ③シーウィザード ノルマンディーF小野町
12/10 ⑤フェイト ノーザンFしがらき
12/03 ⑭ジェイパームス ノーザンFしがらき
12/06 ⑮キングズレイン ノーザンF天栄
12/07 ⑪ドゥラエレーデ ノーザンFしがらき
12/08 ⑨セブンマジシャン ノーザンFしがらき
ここ2年の3着以内の馬の外厩情報
1着 キラーアビリティ ノーザンFしがらき
2着 ジャスティンパレス ノーザンFしがらき
3着 ラーグルフ 松風馬事センター
1着 ダノンザキッド 外厩なし
2着 オーソクレース ノーザンF天栄
3着 ヨーホーレイク ノーザンFしがらき
6頭中5頭が外厩調整からの参戦。ただし、これはあくまでもダノンザキッドは前走が東スポ杯2歳Sであったため、間隔が短いために外厩はしなかったというだけなので、外厩調整しなかった組というのとは少し違います。
今年の出走馬でも、ボーンイングランデ以外の馬は間隔が短いため外厩調整していないだけとなります。
ホープフルステークス(GⅠ) 陣営コメント
ホープフルステークス(GⅠ) トラックバイアス
内側の馬場がかなり荒れており、最内を通る馬はスタミナを削られます。その上、有馬記念を見ても上がり重視のトラックバイアス。逃げても・先行しても上がりが3位以内に入るくらいの末脚が必要な馬場です。
ホープフルステークス(GⅠ) 最終結論
過去傾向・血統・追い切り、枠順、これらから今回のティア表は以下
各馬短評
馬券買い目
馬券形式 | 買い目 | 自信度 |
---|---|---|
馬単 | ①⑮⑱BOX 6点 |
★★★★★ |
3連単 | ①⑮⑱BOX 6点 |
★★ |
3連複 | ①⑮⑱-①⑮⑱-⑨⑪⑫⑬⑭ 15点 |
★★ |
理想投資額:4千円前後 |
ランキングクリック応援も宜しくお願いします