この記事は「第57回 報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)」の予想記事です。


 

どうもキラです。

今回も過去10年の統計データ、調教などから第57回弥生賞(GⅡ)の考察・予想をおこないたいと思います。

弥生賞とは

弥生賞は、1995年から「皐月賞トライアル」の副称がつけられ、3着までの馬に皐月賞の優先出走権が与えられるトライアルレースです。

歴史の始まりは1964年に「弥生賞」としてはじめて創設され、4歳(現3歳)馬限定の重賞競走として中山競馬場で芝1600mの別定戦で行われていました。それから幾度の施行距離やコース変遷を経て、1984年より今の中山芝2000mというコースになりました。皐月賞が同条件の中山・芝2000mということから、クラシック戦線に直結する重要な前哨戦として位置づけられています。

現在は3着までの馬に皐月賞の優先出走権が与えられていますが、1982年から1990年までは5着までに優先出走権が付与され、1991年から現在の3着までとなりました。

外国産馬は1984年から1996年、および2002年以降出走可能になり、地方競馬所属馬は1993年から出走可能となりました。また、2010年からは外国馬も出走可能となって、現在は国際競走となっています。

そして2020年からは「報知杯弥生賞ディープインパクト記念」に改称となり、今年は改名後最初のレースとなります。

なお、ディープインパクトの名前が付けられた理由としては、2019年に死去したディープインパクトが重賞初勝利したのがこの弥生賞であり、同馬の功績を称え本競走の競走名を改称したとされています。中央競馬で現存する馬名冠競走はセントライト記念、シンザン記念に続く3例目となっています。

 

コースデータ

中山・芝2000m

GⅠ・皐月賞と同条件のコースで、内回りコースを使用します。

コースの特徴

  • 全4コーナーを回る小回りコース。小回りの利く器用さが重要。
  • 最後の直線は日本屈指の2.2mの急勾配が潜んでいる。しかも距離が短いことから差し切るにはそうとうの脚力がいる。
  • 馬場が荒れやすく、時計がかかりやすい傾向。逃げ・先行有利
  • 一転して9月においては野芝主体でおこわれるため高速馬場になりやすい。意図せず加速してしまうことから故障も多い。

有利データ(2017~2019年統計)

種牡馬

  • グラスワンダー 2-2-4-8(複勝率50.0%)
  • エピファネイア 3-1-0-5(複勝率44.4%)
  • ロードカナロア 5-1-3-13(複勝率40.9%)
  • ダノンシャンティ 3-3-0-9(複勝率40.0%)

複勝率で言えば上記馬がどれも好成績。勝率で言えばエピファネイア産駒が驚異的。
今年の該当馬 ⇒ パンサラッサ(ロードカナロア)、オーロアドーネメイショウボサツ(エピファネイア)

騎手

  • C・ルメール 17-4-2-13(複勝率63.9%)
  • 川田将雅 2-3-1-5(複勝率54.5%)
  • M・デムーロ 4-4-5-16(複勝率44.8%)
  • 戸崎圭太 9-17-12-53(複勝率41.8%)
  • 田辺裕信 14-13-8-51(複勝率40.7%)

ルメール騎手の数字が驚異的。また西の騎手なので騎乗数こそ少ないが、乗れば馬券に絡む川田騎手も要注意。
該当馬 ⇒ ワーケア(ルメール)

 

統計データ(過去10年)

タイム・ペース傾向

過去10年のタイムとペースは以下

馬場 タイム ペース
2019年 02:03.3 36.9-37.0
2018年 02:01.0 36.0-34.3
2017年 02:03.2 36.6-35.0
2016年 01:59.9 34.3-35.1
2015年 02:01.8 36.2-36.4
2014年 02:01.4 35.6-36.4
2013年 02:01.0 36.5-35.2
2012年 02:03.9 36.2-35.4
2011年 02:01.0 36.3-34.7
2010年 02:06.1 37.1-36.8

良馬場であれば2:01くらいが平均的。そこまで早いタイムではない。
しかし今年は雨稍重。比較対象としては2012年・2015年となるが、差し馬で人気していたフェノーメノ(2人気)、トーセンバジル(3人気)が着外に沈んでいる。ワーケアの位置取りが気になるところ。

ローテーション

複勝圏内30頭の前走内訳は

  • 朝日杯FS 2-3-3
  • 3歳G3 2-0-4
  • 若駒S 2-1-0
  • 3歳1勝クラス 1-2-1
  • 2歳G3(ラジオNIKKEI除く) 2-1-0
  • ホープフルS(ラジオNIKKEI含む) 1-2-2
  • 新馬 0-1-0
  • 未勝利 なし

朝日杯FS組が多めだが、言うほど偏りはなし。それに加えホープフルSがGⅠ格上げしたことで近年朝日杯組の出走自体が減ってきており、去年の出走馬にも朝日杯FS組はいなかった。
注目するとすれば、圧倒的人気で若駒Sを制した馬は注意が必要だが今年は該当馬なし。

 1  1頭 1-0-0
 2  3頭 0-1-2
 3  7頭 1-2-4
 4  5頭 1-1-3
 5  2頭 0-2-0
 6  2頭 2-0-0
 7  6頭 1-4-1
 8  4頭 4-0-0

完全外枠有利。去年はメイショウテンゲンが8番人気で勝っている事から、人気関係なしに外が強いことが証明。
勝ち馬10頭中、7頭が6~8枠、連対馬20頭中、11頭が6~8枠からというのはもうれっきとしたデータ。人気馬が外へ行くなら買い。

脚質

逃げ 1頭 0-1-0
先行 15頭 4-6-5
差し 11頭 5-1-5
追込 3頭 1-2-0

逃げ・先行有利という中山2000にしては先行・差し五分五分といったところで逃げ馬が苦戦気味。
ちなみに人気していた逃げ馬でもラストドラフト(2人気7着)、ターゲットマシン(2人気11着)と大敗を喫しており、逃げ馬勝利は2009年のロジユニヴァース(1人気)以来いない。
が、今年は雨の稍重。内寄りの先行馬がレースしやすくなる可能性は高く、先行勢はさらに有利になりそう。

人気

1人気 6頭 5-1-0
2人気 6頭 2-2-2
3人気 2頭 0-1-1
4人気 4頭 0-2-2
5人気 3頭 0-0-3
6人気 2頭 1-1-0
7人気 2頭 0-1-1
8人気 2頭 1-1-0
9人気 1頭 1-0-0
10人気 2頭 0-1-1
11人気以下 0頭

勝ち馬は基本1~2番人気が信頼度高め。ただ、連対まで広げて見るとどこから飛んできてもおかしくない。

騎手

福永祐一 4回 2-1-1
川田将雅 2回 2-0-0
武豊 3回 1-0-2
横山典弘 3回 0-2-1
池添謙一 2回 1-1-0
C・ルメール 2回 1-0-1
田辺裕信 2回 0-2-0

これといって突出したデータは無し。ただ福永騎手が10年のうち、2勝し、馬券にも4回絡んでいるのは強み。
しかしながらチューリップ賞に出走のため今年は福永騎手は騎乗しない。

生産者

ノーザンファーム 11頭 4-5-2
社台ファーム 3頭 1-0-2
社台C白老ファーム 4頭 1-1-2

クラシックではもう説明不要のノーザンF圧倒的構図。社台系でみても30頭中6-6-6の連対馬12頭、複勝馬18頭と割合的には半分を超えている。
今年の社台系馬 ⇒ サトノフラッグ、ワーケア、オーソリティ(ノーザンF)、アラタ(社台F)

種牡馬

ディープインパクト 8頭 5-1-2
キングカメハメハ 4頭 1-1-2
ネオユニヴァース 3頭 1-2-0
ハーツクライ 3頭 0-3-0

過去10年中、勝ち馬半分の5頭がディープ産駒という割合。
ましてや今年からディープインパクト記念という冠名にもなる記念すべき初回。ゲン担ぎも十分。
ちなみにサンデーサイレンス産駒で見てみるとディープ・ネオユニ・フジキセキで7勝。
ディープ産駒 ⇒ サトノフラッグ
父ディープ系 ⇒ エンデュミオン、ディヴィナシオン(ヴィクトワールピサ)
父SS系 ⇒ ブラックホール(ゴールドシップ)、ワーケア(ハーツクライ)、オーソリティ(オルフェーヴル)

 

ピックアップ馬・調教考察

短評・調教

馬名 短評 調教 総合評価
サトノフラッグ まだまだ線も細く体も小さかった前走ですが、それでも体を低くして走る姿や首を下げて走る感じはセンスはかなり感じます。調教を見てもさらに上積みはありそうで期待値は大。
ワーケア 前走・ホープフルSはスタートで他馬と接触、バランスを崩し100%の競馬はできていない。それでも3着まで食い込んだ能力、今回改めて試金石。
オーソリティ 前走・ホープフルSはスタート直後に不利、ポジション取りが後手になった。本来であれば血統的にも能力的にも期待値の高い馬。前目で競馬ができればあっさりもあり得る。
オーロアドーネ デビューしたての新鋭&復帰したての三浦騎手が鞍上ということでで注目度が少し低めですが、前走の勝ち方はわりと良く、中山2000が得意なエピファネイア産駒ということで期待。
パンサラッサ 調教からも出来はかなりよさげ。しかしながら、正直なところ距離適性はマイルの方が合っていそうな印象。そんな中でこのメンバー相手は少々つらいか…?

 

今回の結論

今年は実績馬が少ない中、第一回ディープインパクト記念に唯一のディープ産駒であるサトノフラッグを本命にあげます。

あどけなさが消え、レースごとに走りも馬体もよくなっていますし、まだまだ成長過程という点で期待値も含めるとこの馬がひとつ優勢かと思います。国枝厩舎×武豊というのも印象が良いですね。

相手は今回こそ万全の位置取りで勝負したいオーソリティ。前走の消化不良もあるので、陣営的には良い流れで皐月賞に臨みたいはず。ここでの意気込みは結構あると思ってます。

半面、ちょっと怖いのはワーケア。目標が皐月賞で賞金を加算したいという今回の陣営の思惑がちょっと落とし穴ありそうで怖いです。調教もめいっぱいではないので、ここに勝負を賭けている馬に負ける十分な理由にはなりますよね。手塚厩舎は謙虚な時こそ買いなので。

去年夏、ディープインパクトが死亡したことで、これからクラシックにチャレンジできるディープ産駒は今年を含めてあと4世代。そういった意味でも、記念すべき初回のディープインパクト記念はディープインパクト産駒に勝利を飾ってほしいものです。

 

弥生賞(GⅡ)買い目

馬券形式 買い目 ベット荷重
馬単 ① – ⑩ ★★★★★
⑩-① ★★★
①-④⑧ ★★★
① – ②③⑤⑥⑦
3連単 ① – ⑩ – ②③④⑤⑥⑦⑧

 

以上、弥生賞の予想でした。

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