注目データ

洋芝で長距離とタフなレースになるため血統は重要

2013年~2022年の集計データ

父馬 ハーツクライ

3勝、3着2回と相性が良く、特に2018年以降の近年はその傾向が強い。

配合相手の牝系は、理想は洋芝のタフさを補うためにミスプロ系やヴァイスリージェント系などといったダートにも適性のある系統が良いが、ロベルト系のシンボリクリスエスやダマスカス系のキャプテンスティーヴといった牝系もあるためそこまで気にする必要もない。特に、ハーツクライ自体に長距離適性があるので、牝系にはトニービン、サドラーズウェルズ、ブライアンズタイムといった長距離に強い血はない方が良い。

父馬 ディープインパクト

3勝、2着1回、3着1回とハーツクライとほぼ同等の結果を残している。

配合相手の牝系は、ミスプロ系かブライアンズタイムのみという偏ったデータ。特に近3年は全てミスプロ系であり、どれも米国型のミスプロ系。

 

父系の結論

近7年は連対馬に必ずハーツクライ産駒かディープインパクト産駒が入っており、軸馬はこのどちらかの産駒をあてがうのが妥当。

 

2023年出走馬のハーツクライ産駒とディープインパクト産駒

ハーツクライ産駒

キングオブドラゴン、ジェットモーション

ディープインパクト産駒

ボスジラ、サトノエルドール、プライドランド

このレースに強いボスジラが今年も出走だが、今年は去年よりも2キロも多い59キロ。すでに7歳を迎えており、さすがに軸馬にはできない。また、同じディープ産駒のサトノエルドール、プライドランドは実力的にもワンパンチ足りない上に母父がヌレイエフ系とボールドルーラー系。力的に厳しい上に大血統がそもそも後押しされてないとなると狙いにくい。となれば、今年もおのずとハーツクライ産駒から軸馬を選ぶのが妥当。中でも、最近では重賞にしか出走していなかったキングオブドラゴンが58キロで出走できるとあれば迷うことはない。近走の重賞戦も大敗したのは出遅れた日経賞、直線不利を受けたアルゼンチン共和国杯としっかり理由あってのもの。ここは実力的に明らかに一枚上で、今回叩き2戦目とあらばなおのこと狙い目だ。

 

相手はルメール騎乗のシルブロン一択。

ダイヤモンドステークスも1人気を裏切る形になったとは言え3着とあの長丁場で健闘はしている。