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この記事は「第34回 フラワーカップ(GⅢ)」の予想記事です。
どうもキラです。
今回も過去10年の統計データ、調教などから第34回 フラワーカップ(GⅢ)の考察・予想をおこないたいと思います。
フラワーカップとは
フラワーカップは、1987年にはじめて創設され、4歳(現3歳)馬限定の重賞競走として中山競馬場で芝1800mで行われているレースです。トライアルレースではないので優先出走権などはないですが、時期やグレードから桜花賞やオークスの前哨戦としてよくローテーションに組み込まれます。
現在は別定戦ですが、創設当初は馬齢による負担重量でした。
そして外国産馬は1995年から、地方競馬所属馬は1996年から出走可能となりました。また、2009年からは外国馬も出走可能となって、現在は国際競走となっています。
レースレコードは去年2019年のコントラチェックの 1:47.4(中山以外で開催となった1988年、2011年は除く)となっています。
コースデータ
中山・芝1800m
中山記念やスプリングステークス、中山牝馬ステークスと同条件のコースで、内回りコースを使用します。
コースの特徴
- 4コーナーの小回りコース ⇒ 逃げ・先行有利
- スタートから最初のコーナーまで極端に距離が短いので、圧倒的内枠有利 ⇒ 先行馬はとくに外枠不利
- 最終直線は短い上に2.2mの急勾配
- 馬場が荒れやすく、時計がかかりやすい傾向 ⇒ 逃げ・先行有利
- 一転して9月においては野芝主体でおこわれるため高速馬場になりやすい。意図せず加速してしまうことから故障も多い。
有利データ(2017~2019年統計)
種牡馬
- ディープインパクト 25-13-14-77(複勝率40.3%)
- Sea The Stars 2-1-0-1(複勝率75.0%)
- ダノンシャンティ 2-0-0-6(複勝率25.0%)
ディープ産駒の出走数の多さで複勝率4割超えはものすごい数字。
またダノンシャンティ産駒は、複勝率こそ低いが勝率25%はかなり高め。
今年の該当馬 ⇒ キングスタイル(ディープインパクト)
母父馬
- アドマイヤコジーン 5-0-0-3(複勝率62.5%)
- Galileo 3-1-0-1(複勝率80.0%)
今年の該当馬 ⇒ なし
騎手
騎手名 | 成績 | 複勝率 |
M・デムーロ | 13-1-1-16 | 48.4% |
C・ルメール | 8-4-4-12 | 57.1% |
戸崎圭太 | 5-12-9-35 | 42.6% |
ミナリク | 3-3-2-12 | 40.0% |
和田竜二 | 3-0-1-1 | 80.0% |
マーフィ | 2-3-2-3 | 70.0% |
丸山元気 | 2-1-3-8 | 42.9% |
外国人騎手が猛威を奮っている。外国人騎手にとって乗りやすいコースの傾向も考えられる。
また和田竜二騎手が勝率・複勝率ともに驚異的数字。
今年の騎乗騎手で言えば丸山騎手に注目。
該当馬 ⇒ ミアマンテ(丸山元気)、フラワリングナイト(M・デムーロ)、レッドルレーヴ(L.ヒューイットソン)
統計データ(過去10年※阪神開催の2011年は除く)
タイム・ペース傾向
過去10年のタイムとペースは以下
年 | 馬場 | タイム | ペース |
2019年 | 良 | 1.47.4 | 36.6-34.9 |
2018年 | 良 | 1.49.2 | 36.8-35.5 |
2017年 | 良 | 1.48.7 | 36.5-35.3 |
2016年 | 良 | 1.49.3 | 36.8-35.6 |
2015年 | 良 | 1.49.4 | 36.5-35.4 |
2014年 | 良 | 1.51.3 | 37.1-37.0 |
2013年 | 良 | 1.50.0 | 36.6-35.5 |
2012年 | 重 | 1.53.3 | 37.4-37.5 |
2010年 | 良 | 1.50.3 | 36.5-35.1 |
良馬場であれば1:49くらいが平均的。そこまで速いタイムではない。
ただ去年は1.47台が出ており、逃げ馬が強いと仕掛けも早くなるのでおのずとタイムは速くなる。ただ今年は有力な逃げ馬も不在なため平均ペースくらいで落ち着くと想定される。
ローテーション
未勝利や新馬戦組から勝利する馬も多く、あまりどこを使ってきたかは問題ではなさそう。
だ近7年、前走1着の馬が連勝中であり、勝ち馬を探す意味では近走走れているかが重要。
枠
1 | 1頭 | 1-0-0 |
2 | 1頭 | 0-1-0 |
3 | 3頭 | 1-1-1 |
4 | 4頭 | 2-1-1 |
5 | 7頭 | 1-3-3 |
6 | 5頭 | 1-2-2 |
7 | 5頭 | 2-1-2 |
8 | 1頭 | 1-0-0 |
単純に出走数が少ないとはいえ、内有利のコースながら内の成績はあまり奮っていない。ただ出走数からいくと8枠は断然少なく、やはり外枠は不利。データにならえば3~7枠が狙い目。
脚質
逃げ | 4頭 | 3-0-1 |
先行 | 11頭 | 5-2-4 |
差し | 7頭 | 0-5-2 |
追込 | 5頭 | 1-2-2 |
逃げ3勝というのは10年データではわりと珍しいもの。逃げ馬は最も警戒が必要。
そして差し・追込では1勝と道中前目が鉄板なのは火を見るよりも明らか。勝ち馬選びは5番手以内が賢明。
好調教馬
馬名 | 調教 |
ナリノクリスティー | ◎ |
ショウナンハレルヤ | ○ |
ミアマンテ | ○ |
クリスティ | ○ |
シーズンズギフト | ◎ |
今回の結論
前目の競馬が絶対のフラワーカップ。今回は、チーク着用で変わり身を見せたショウナンハレルヤ本命でいきます。
距離を伸ばしたこと、チークを使ったことで集中力が出て自ら競馬ができるようになっている印象。前走のように前から競馬できればここは勝ち負けかと思います。
対抗1番手は、ここまで戦ってきた相手が強豪ぞろいで、今回も前目で競馬ができそうなクリスティを。前走1勝クラス戦ではアリストテレスに完勝。アリストテレスといえばすみれステークスでレクセランスとクビ差のレースをしている馬ですし、能力的にはここでは上位です。
あとは紐を広めに。ディープ産駒のキングスタイルと、調教抜群で逃げる可能性もあるナリノクリスティーは妙味十分。
フラワーカップ(GⅢ)買い目
馬券形式 | 買い目 | ベット荷重 |
馬単 | ⑦-⑪ | ★★★★★ |
⑪-⑦ | ★★ | |
3連複 | ⑦-⑪-⑧⑨⑫ | ★★ |
⑦-⑪-③⑤⑥⑩ | ★ |
以上、フラワーカップの予想でした。
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