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この記事は「第69回 フジテレビ賞スプリングステークス」の予想記事です。
どうもキラです。
今回も過去10年の統計データ、調教などから第69回 フジテレビ賞スプリングステークスの考察・予想をおこないたいと思います。
スプリングステークスとは
スプリングステークスは、4歳(現3歳)馬限定の重賞競走で、3着までの馬に皐月賞の優先出走権が与えられるトライアル競走です。1957年にはじめて創設され、創設時は東京競馬場の芝1800mで行われていましたが、幾度の施行場や距離の変遷を経て、現在の中山競馬場の芝1800mとなっています。上位入着に皐月賞の優先出走権が与えられますが、近年はNHKマイルカップの前哨戦としてローテーションに組み込まれるのもよく見られます。
そして地方競馬所属馬は1995年から、外国産馬は2002年から出走可能となり、2010年からは外国馬も出走可能となって、現在は国際競走となっています。
レースレコードは2002年のタニノギムレットの 1:46.9(中山1800m以外の開催は除く)となっています。
コースデータ
中山・芝1800m
中山記念や中山牝馬ステークス、昨日おこなわれたフラワーカップと同条件のコースで、内回りコースを使用します。
コースの特徴
- 4コーナーの小回りコース ⇒ 逃げ・先行有利
- スタートから最初のコーナーまで極端に距離が短いので、圧倒的内枠有利 ⇒ 先行馬はとくに外枠不利
- 最終直線は短い上に2.2mの急勾配
- 馬場が荒れやすく、時計がかかりやすい傾向 ⇒ 逃げ・先行有利
- 一転して9月においては野芝主体でおこわれるため高速馬場になりやすい。意図せず加速してしまうことから故障も多い。
有利データ(2017~2019年統計)
種牡馬
馬名 | 戦績 | 複勝率 |
ディープインパクト | 25-13-14-77 | 40.3% |
Sea The Stars | 2-1-0-1 | 75.0% |
ダノンシャンティ | 2-0-0-6 | 25.0% |
ディープ産駒の出走数の多さで複勝率4割超えはものすごい数字。
今年の該当馬
- ファルコニア(ディープインパクト)
- Sea The Stars産駒は今年の出走馬にはいないが、シルバーエースの母父がSea The Stars。
母父馬
馬名 | 戦績 | 複勝率 |
アドマイヤコジーン | 5-0-0-3 | 62.5% |
Galileo | 3-1-0-1 | 80.0% |
今年の該当馬
なし
騎手
騎手名 | 成績 | 複勝率 |
M・デムーロ | 13-1-1-16 | 48.4% |
C・ルメール | 8-4-4-12 | 57.1% |
戸崎圭太 | 5-12-9-35 | 42.6% |
ミナリク | 3-3-2-12 | 40.0% |
和田竜二 | 3-0-1-1 | 80.0% |
マーフィ | 2-3-2-3 | 70.0% |
丸山元気 | 2-1-3-8 | 42.9% |
外国人騎手が猛威を奮っている。昨日のフラワーカップでもヒューイットソンが2着に入り、外国人騎手の相性はかなり良い。
また和田竜二騎手が勝率・複勝率ともに驚異的数字だが今回は騎乗なし。
今年の該当馬
- ココロノトウダイ(丸山元気)
- ファルコニア(M・デムーロ)
- ガロアクリーク(L.ヒューイットソン)
統計データ(過去10年※阪神開催の2011年は除く)
タイム・ペース傾向
過去10年のタイムとペースは以下
年 | 馬場 | タイム | ペース |
2019年 | 良 | 1:47.8 | 35.8-35.7 |
2018年 | 良 | 1:48.1 | 35.6-36.4 |
2017年 | 良 | 1:48.4 | 36.4-36.3 |
2016年 | 良 | 1:48.1 | 36.0-36.2 |
2015年 | 良 | 1:49.1 | 36.7-34.5 |
2014年 | 良 | 1:48.4 | 35.8-36.0 |
2013年 | 良 | 1:47.8 | 36.8-35.6 |
2012年 | 重 | 1:50.7 | 37.5-36.4 |
2010年 | 良 | 1:48.2 | 35.8-35.6 |
フラワーカップに比べてタイムは速め。ただ、後半ペースが速くなるフラワーカップに比べ、スプリングステークスはラップがスタートからゴールまで一定。終始速いペースで走り切るため、上りの速い馬をむしろ優遇したい。
上りが良い馬
- ヴェルトライゼンデ
- ココロノトウダイ
- ファルコニア
- アオイクレアトール
ローテーション
過去10年、馬券に絡んだ馬は前走がGⅠ掲示板、GⅡ・GⅢ・重賞なら馬券内、1勝クラスなら勝利のいずれかに該当しており、それ以外の着順や、未勝利や新馬戦組から馬券に絡んだ馬はいない。つまり、安定して成長過程が見て取れる馬が結果を残しやすいという流れ。
今年の該当馬
- ヴェルトライゼンデ
- ファルコニア
- サクセッション
人気
1人気 | 8頭 | 2-4-2 |
2人気 | 3頭 | 1-1-1 |
3人気 | 4頭 | 2-2-0 |
4人気 | 2頭 | 1-0-1 |
5人気 | 3頭 | 2-1-0 |
6人気 | 2頭 | 0-0-2 |
7人気 | 1頭 | 0-0-1 |
8人気 | 0頭 | |
9人気 | 0頭 | |
10人気 | 3頭 | 1-1-1 |
11人気以下 | 1頭 | 0-0-1 |
1番人気が馬券に絡まなかったのは2017年のサトノアレス(4着)のみ。最速上がりを見せるも最後方からの競馬だったため届かなかった。1番人気は後方実績がない限り信頼できそう。連対で考えれば5番人気以内が高信頼。また、オカルトデータではあるが10番人気の馬は要注意!?
騎手
柴田大知 | 3回 | 0-1-2 |
M・デムーロ | 2回 | 2-0-0 |
2勝はデムーロ騎手のみ。3回馬券内は柴田大知騎手のみ。
今年の該当馬
- エン(柴田大知)
- ファルコニア(M・デムーロ)
生産
生産者名 | 戦績 | 割合 |
ノーザンファーム | 2-2-2/27 | 22.2% |
社台ファーム | 3-0-1/27 | 14.8% |
社台C白老ファーム |
1-0-0/27 | 3.7% |
社台系 | 6-2-3/27 | 40.7% |
恒例化しているクラシック戦の社台系の好成績だが、スプリングステークスでは馬券内馬27頭中11頭が社台系。勝ち馬で見ると9頭中6頭と圧倒的な数字。
- ヴェルトライゼンデ(ノーザンファーム)
- ココロノトウダイ(ノーザンファーム)
- ファルコニア(社台ファーム)
- アオイクレアトール(社台ファーム)
- サクセッション(ノーザンファーム)
枠
1 | 4頭 | 2-2-0 |
2 | 3頭 | 1-1-1 |
3 | 4頭 | 2-1-1 |
4 | 2頭 | 0-2-0 |
5 | 3頭 | 1-1-1 |
6 | 5頭 | 1-1-3 |
7 | 1頭 | 0-1-0 |
8 | 5頭 | 2-0-3 |
コース特性の定石通り内枠有利傾向。しかし、8枠でも2勝は挙げており、脚質との兼ね合いも重要。逃げ馬や先行主体の馬が外枠に入るようなら不利だが、差し・追込であれば外でも一考。
脚質
逃げ | 2頭 | 1-1-0 |
先行 | 10頭 | 3-4-3 |
差し | 14頭 | 5-3-6 |
追込 | 2頭 | 0-1-1 |
同条件のフラワーカップと対照的に差しが決まっている。前述したタイム・ペースの傾向からも、常時速い流れになることからこの傾向を生んでいると思われる。コース形態的に逃げ・先行が有利であるも、そこは一度頭から外した方が良さそう。しかしながらあまり後ろ過ぎると去年の一番人気ファンタジストのように届かない可能性もあるので注意。
好調教馬
馬名 | 調教内容 | 評価 |
ヴェルトライゼンデ | 栗東坂路・仕掛け 52.6-38.5-24.8-12.0 |
◎ |
ファルコニア | 栗東坂路・馬なり 54.1-38.0-24.6-12.3 |
○ |
ガロアクリーク | 南ウッド・馬なり 66.2-52.0-38.3-12.3 |
○ |
サクセッション | 南ウッド・馬なり 65.9-51.7-38.1-12.3 |
○ |
ここを目標に調整したヴェルトライゼンデが万全の動き。
スプリングステークス 結論
今回はファルコニア本命でいきます。
考察中に何度もヴェルトライゼンデを本命にしかけましたが、今回は思い切って社台×ディープのファルコニアに賭けます。
ホープフルステークス2着から単勝1点台の圧倒的支持を得ながらも3着に沈んだロードクエストを思い出すとヴェルトライゼンデであまり強気にいけないというのが理由です。ちなみにその時も池添騎手でした。
配当妙味にも欠けますし、それなら仮にヴェルトライゼンデが勝っても収支トントンになる馬券を残しつつ、ファルコニアで勝負する方が賢い結果になると踏んでいます。それに中山記念、チューリップ賞と2着続きのM・デムーロ騎手がそろそろ勝ちそうだなという雰囲気もあります。
あとこれはちょっと個人的な私情になりますが、今日のフラワーカップの池添騎手の騎乗がやはりちょっと納得いきません。直線に入ってショウナンハレルヤが完全に走路を確保したにも関わらず、前が塞がり行き場をなくしたからといってインに弾き飛ばして抜けだしたあの騎乗はかなり危険でした。落馬があってもおかしくなかったです。あれは明らかに故意ですし、なんで降着も騎乗停止もないのかちょっと…という感じですね。そういういきさつもあり、ああいった騎乗をしている騎手に勝利の女神はほほ笑まないと思ってますし、それでも来るならそれはもうそれでしょうがないかな、という感じで(笑)
とはいっても、私情抜きでファルコニアがヴェルトライゼンデより気配あると思ってるのでそこは迷いなしの本命。相手はそんな条件が揃いまくっているヴェルトライゼンデ、フラワーカップのリベンジに燃える田辺騎手が騎乗する末脚が魅力のアオイクレアトール、柴田大知騎手のスプリングステークスでの好相性から紐にエンまで。
スプリングステークス(GⅡ)買い目
馬券形式 | 買い目 | ベット荷重 |
馬連 | ③-⑤ | ★★★★★ |
馬単 | ⑤-③ | ★★★★★ |
③⑤-⑧ | ★ | |
3連単 | ③⑤-③⑤-① | ★ |
以上、スプリングステークスの予想でした。
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