
目次
この記事は「第64回 大阪杯(GⅠ)」の予想記事です。
どうもキラです。
今回も過去10年の統計データ、調教などから第64回 大阪杯(GⅠ)の考察・予想をおこないたいと思います。
大阪杯とは
大阪杯は春の中距離路線の最強馬決定戦として位置づけられています。創設は1957年で阪神競馬場の芝1800mのGⅡとして3月に施行。距離や施行時期は幾度かの変遷を経て、1972年より芝2000mで定着しています。その後、2017年よりGⅠに昇格、それと共に、優勝馬には当該年のアイリッシュチャンピオンステークス(アイルランドGⅠ・芝2000m)への優先出走権も与えられることとなっています。
外国産馬は1984年から出走可能となり、地方競馬所属馬は1995年から出走可能となった。そして2003年からは外国馬も出走可能となって、現在は国際競走となっています。
1971年まで春の古馬GⅠは天皇賞(春)か安田記念と、長距離か短距離の極端な2択しかなかったことから、中距離専門の馬にとっては春の目標レースに位置づけられるとともに、上半期グランプリの宝塚記念に向けてのローテーションに組み込みやすくなった。
レースレコード(GⅠ昇格後)は2018年のスワーヴリチャードの 1:58.2 で、コースレコードの 1:57.2(2018年6月2日 ストロングタイタン)と比べると1秒ほど差があり、さほどスピード決着の印象はない。
大阪杯(GⅠ)コースデータ
阪神・芝2000m
鳴尾記念やチャレンジカップと同条件のコースで、内回りコースを使用します。
コースの特徴
- ゴール前からのスタートで全4コーナーを回るコースだが、内側の馬場の痛みや時計がかかることからも内枠も外枠も差はない
- スタート直後に急勾配があるため、ハイペースになりにくいのはその影響
- 3コーナーから最終直線途中まで下り坂、直線で急勾配、といった点から上り勝負になり差しが決まりやすい
- 当然スローペースからの逃げもしっかり決まる
有利データ(2017~2019年統計)
脚質
脚質 | 成績 | 勝率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
逃げ | 25-19-15-64 | 20.3% | 48.0% |
先行 | 48-47-49-264 | 11.8% | 35.3% |
差し | 26-38-39-313 | 6.3% | 24.8% |
追込 | 16-11-15-334 | 4.3% | 11.2% |
思いのほか逃げが良く決まっている。数字を見る限り前有利の印象。
種牡馬
馬名 | 戦績 | 複勝率 |
ジャスタウェイ | 4-2-1-4 | 63.6% |
マーベラスサンデー | 2-1-0-3 | 50.0% |
絶対数は少ないものの、ジェスタウェイ産駒とマーベラスサンデー産駒が好成績。
今年の該当馬
- ①ロードマイウェイ(ジャスタウェイ)
母父
馬名 | 戦績 | 複勝率 |
キングカメハメハ | 6-5-7-24 | 42.9% |
Seeking the Gold | 2-4-1-4 | 63.6% |
今年の該当馬
- ③ブラストワンピース(キングカメハメハ)
- ④ワグネリアン(キングカメハメハ)
- ⑦ステイフーリッシュ(キングカメハメハ)
- ⑩ジナンボー(キングカメハメハ)
騎手
騎手名 | 成績 | 複勝率 |
川田将雅 | 15-11-14-23 | 63.5% |
C.ルメール | 7-11-4-24 | 47.8% |
M.デムーロ | 13-4-2-18 | 51.4% |
武豊 | 9-7-3-26 | 42.2% |
福永祐一 | 8-8-8-32 | 42.9% |
複勝率は川田騎手がダントツ、勝率ではルメール騎手がダントツ。しかしながらデムーロ騎手、武騎手、福永騎手も複勝率4割超えは結構な数字で、上記5人の騎手は出ていれば誰かが馬券に絡んでもおかしくはない。
今年の該当馬
- ①ロードマイウェイ(武豊)
- ③ブラストワンピース(川田将雅)
- ④ワグネリアン(福永祐一)
- ⑤ラッキーライラック(M.デムーロ)
大阪杯(GⅠ)統計データ(過去3年)
タイム・ペース傾向
過去10年のタイムとペースは以下
年 | 馬場 | タイム | ペース |
2019年 | 良 | 2:01.0 | 36.4-35.5 |
2018年 | 良 | 1:58.2 | 36.5-34.1 |
2017年 | 良 | 1:58.9 | 35.5-35.3 |
※ 青字スロー、赤字ハイペース
2000mGⅠにしては決して早くないタイム。時計のかかりやすい阪神であること、直線の坂を2回通ることなどが要因に挙げられる。上りに勝負になっているので、下り坂に入る3コーナーまでにはせめて中団にいないと前には届かない可能性が高い。
無理なペース配分なく好位につけれそうな馬
- ③ブラストワンピース
- ⑤ラッキーライラック
- ⑦ステイフーリッシュ
ローテーション
過去3年、全出走馬44頭の前走レースの内訳は以下
脚質 | 成績 | 備考 |
---|---|---|
AJCC | 0-0-0-3 | 良成績・人気馬でありながらも全敗 |
京都記念 | 0-0-1-6 | 良成績・人気馬でありながらも3着1回が最高 |
金鯱賞 | 2-1-1-10 | 結果よりもこの時の人気重視 |
中山記念 | 0-1-0-5 | 良成績・人気馬でありながらも2着1回が最高 |
有馬記念 | 1-1-0-2 | どの馬もこの時に3番人気以内 |
日経新春杯 | 0-0-0-1 | 勝利馬ではない |
香港C | 0-0-0-2 | 2頭ともこの時掲示板内 |
小倉大賞典 | 0-0-0-4 | 勝利馬3頭が出走するもあえなく全敗 |
阪神大賞典 | 0-0-0-1 | 勝利馬ではない |
神戸新聞杯 | 0-0-0-1 | ダービー馬 |
チャレンジC | 0-0-0-1 | 勝利馬ではない |
ここで重視したいのは有馬記念組と金鯱賞組。どちらも該当レースで人気しているのがミソ。
今年の該当馬
- ①ロードマイウェイ
騎手
川田将雅 | 3回 | 0-2-1 |
福永祐一 | 2回 | 0-1-1 |
開催3回でこの数字は驚き。
今年の該当馬
- ③ブラストワンピース(川田将雅)
- ④ワグネリアン(福永祐一)
馬齢・性別
4歳牡 | 4頭 | 1-1-2 |
4歳牝 | 0頭 | |
5歳牡 | 4頭 | 2-1-1 |
5歳牝 | 0頭 | |
6歳牡 | 1頭 | 0-1-0 |
6歳牝 | 0頭 | |
7歳以上 | 0頭 |
※セン馬は牡馬にカウント
基本的には6歳まで。牝馬は馬券内なし。しかし絶対数が少ないので大きく鵜呑みはできない。
割引対象馬
- マカヒキ(牡7)
大阪杯(GⅠ)近況データ
好調教馬
馬名 | 調教内容 | 評価 |
ダノンキングリー | 南ウッド・馬なり 65.1-50.3-37.1-12.5 |
◎ |
クロノジェネシス | CW・馬なり 68.7-52.2-37.3-11.6 |
◎ |
レッドジェニアル | 栗東坂路・馬なり 52.1-38.0-24.9-12.4 |
○ |
騎手
L・ヒューイットソン騎手が現在重賞で絶好調。
レース | 馬名 | 着順 | 人気 |
---|---|---|---|
3/28 毎日杯 | アルジャンナ | 2着 | 1番人気 |
3/22 スプリングS | ガロアクリーク | 1着 | 6番人気 |
3/20 フラワーC | レッドルレーヴ | 2着 | 2番人気 |
3/14 中山牝馬S | フィリアプーラ | 10着 | 6番人気 |
3/8 弥生賞 | オーソリティ | 3着 | 3番人気 |
3/7 オーシャンS | ハウメア | 10着 | 4番人気 |
現在2週連続で3連対。
大阪杯(GⅠ)結論
今回はダノンキングリー本命で。追切の良さ、前走の勝ち方、どれをとっても万全です。。
相手は、金鯱賞で出遅れて本来の競馬ができなかったロードマイウェイ。今回実はかなり期待しています。また、堅実に走るワグネリアンも対抗にもってこいです。また、クロノジェネシスも動き抜群で、この3頭は相手一番手と言えます。
相手は手広く。ブラストワンピースは前走の勝ち方がイマイチ。ただ照準をここに合わせての前走だったので気にしなくてもいいかもしれませんが、前走も完璧だったダノンキングリーと比較すると・・・という感じです。
あとは、調教の良かったレッドジェニアルが紐におもしろそうです。
大阪杯(GⅠ)買い目
馬券形式 | 買い目 | ベット荷重 |
馬単 | ⑧-①④⑫ | ★★★ |
3連複 | ⑧-①④⑫-①③④⑤⑥⑦⑨⑩⑫ | ★ |
以上、大阪杯の予想でした。
よかったらランキングクリックも宜しくお願いします!