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この記事は「第21回 チャンピオンズカップ(GⅠ)」の予想記事です。
どうもキラです。
チャンピオンズカップ(GⅠ)の予想をしていきます。
チャンピオンズカップ(GⅠ)コースデータ
中京・ダ1800m
コースの特徴
- コースのつくりはシンプルだが、直線も長く急勾配もあり、左回りという点でも東京競馬場に類似
- ただ、実際レースは東京のように差し有利にはならず、途中ペースが落ち着くために逃げ・先行有利になりやすい
チャンピオンズカップ(GⅠ)ポイント
- リピーターの多いレースで、すでにこのレースに好走実績がある場合は無条件で注視の必要あり
- 優勝馬は基本的に近2~3走がすべて馬券内であることが多い
- ローテーション的には南部杯組やみやこS組、JBCクラシック組、武蔵野Sが主流。この10年の連対馬20頭中18頭がこの組から
- ダート戦ではあるもののスピード力が重要視され、芝でもある程度適性のある馬が有利になりやすい
- ここ数年でペースは変化しつつあり、先行争いが激化しないかぎりスローペースにもなるようになった
- 3歳馬も多く善戦。特にこの2年は3歳馬が連覇中。上は7歳までが好走範囲だが、あくまでも目安程度に
- 後方からの競馬でも4コーナーで内を通ればワンチャン追い込んでくる可能性は十分ある
チャンピオンズカップ(GⅠ)好調教馬
馬名 | 評価 |
①タイムフライヤー | 〇 |
②ゴールドドリーム | 〇 |
④エアアルマス | ◎ |
⑦カフェファラオ | 〇 |
⑧サンライズノヴァ | 〇 |
⑪チュウワウィザード | ◎ |
⑮クリソベリル | 〇 |
エアアルマスとチュウワウィザードは叩き良化が見られ変わり身期待できる出来
チャンピオンズカップ(GⅠ)考察
まず、チャンピオンカップのコース特徴についてです。上記でコースデータ・ポイントとしてすでに触れましたが、その中でも大事なのが、「道中どこを通っているか」です。
中京ダート1800mは、基本的に先行有利。馬券上位は大体道中1~5番手に位置している馬です。では、追い込み馬は全て切り捨てていいのか?となるとそうではありません。
近年を例に挙げたいと思います。
まずは2018年の2着ウェスタンルンド。この馬は末脚を使うことで活きる馬ということもあり、この時も最後方定位置でレースを進めました。しかも1頭前の馬とも間隔が開いていたくらい、ポツンと一頭最後方という感じでした。従来、チャンピオンズカップでこの道中位置を見ると絶望的です。しかし、この馬を常に経済コースを通りました。よって最終コーナーも最内を通っています。もちろん前が開かないと話にはなりませんが、道中まったくロスせず、溜めた脚も十分で、メンバー最速の上りを使い、しっかり伸びて2着確保という結果でした。
そして2016年の1着サウンドトゥルー。スタートはまずまずではあったものの、前年も後方からの競馬で3着に入っていたこともあり、手綱は抑えてあえて道中は後ろから2番目という位置で追走。そしてこの馬も最内の進路を取りました。当然最終コーナーも最内を通り、直線こそ外に出ていますが、最終コーナーまで全くロスをしていませんので、直線で前さえ開けばどの位置からでも伸びてきます。結果、ものすごい末脚を見せてごぼう抜きの1着でした。
このように、後ろからでも結果を残した馬は、大体が道中経済コースを通って4コーナーも最内を通っています。
唯一ちょっと違うのが2017年のゴールドドリーム。この馬はスタートから中盤までは内を通りますが、途中からは追い上げのために真ん中から多少馬群に入っていき、4コーナーも比較的外を回っています。ではなぜこのゴールドドリームだけが外を回っても勝つことができたのか。それはこの馬がそもそも追い込み馬ではないからです。この時も出遅れてしまっての苦肉の策でこの結果がついてきたという感じでした。加えてゴールドドリームは2000mも走れる馬ですからね。スタミナ的に考えてもそれがあったから何とかなったということになります。
では、それを踏まえて今年の話に戻ります。
今年、こういった追い込み馬はいるかというと、やはり⑧サンライズノヴァ一頭かと思います。この馬の末脚は本当にすごいですからね。59キロ背負ってもすっかり末脚を繰り出せる馬はそういません。ではこの馬がウェスタンルンド、サウンドトゥルーのようになれるのか、というと…ちょっと違いますよね。この馬が結果を残しているレースはいずれも外を回ってきて広く馬場を使って脚を伸ばすというもの。ロスなく道中を進んで前からの競馬が有利となる中京1800は真逆の舞台と言えます。そうはいってもものすごい末脚を持っているのはたしか。ゴールドドリームのような勝ち方もできるのでは?と思いたくなると思いますが、ゴールドドリームと決定的に違うのはやはりスタミナです。⑧サンライズノヴァは1800mですら正直ギリギリです。その上外を回れば、最後は確実に脚は残っていません。となると、結果を出すには道中最内を通り、最後も内をついて伸びてくるほか可能性はありません。すべては若松風馬騎手の手にかかっていますね。
次は今回断然1人気の⑮クリソベリルについて。
芝でもダートでも同じですが、基本的に3歳馬が古馬戦のGⅠで好走をした場合、翌年の4歳でも同じレースで好走できるのかどうかというのは話が別になります。
特にスピードタイプの馬は、翌年斤量が2キロ増えることで思いのほか影響するケースが多いからです。その点、スタミナ系の馬であれば、古馬になってからもそのまま好走できることが多いと言えます。もちろん、スピードタイプの馬は全て古馬になってダメになるわけではなく、古馬になってさらに馬が成長していればその2キロも相応の対価になるので全く問題ありません。
去年のチャンピオンズカップを3歳で制したクリソベリルも、今年に入ってまだ中央のGⅠを走っていないため、そこがどうなのかをまず見る必要があります。
結論から言うと、全く問題ないかと思います。血統的には母系にサドラーズウェルズの血がある時点でスタミナには不安がないため、今回の不安で左右されることはまずないでしょう。
そして先ほど話した道中位置についての問題ですが、この馬はそもそも先行していくタイプ、少し後手になったとしても好位からという競馬になるのでまず問題ないでしょう。万が一出遅れたとしても、道中外々を回るようなことにさえならなければ、ゴールドドリーム同様、スタミナ的にもまず脚は使えると思います。
唯一心配する点があるとすれば、古馬になって中央のダートで一度も結果を残していないこと。全9戦でまだ中央ダートは3戦しかしてないですからね…。
その去年のクリソベリルの足取りを追っているのが⑦カフェファラオでしょうか。すでに古馬との重賞も制し、それが同じ中京であることから適性もクリア、一応の最低限の不安要素は取っ払っていますね。ただ、この⑦カフェファラオ、⑮クリソベリルと何が違うかと言えば、斤量が56キロということです。去年、⑮クリソベリルがこのレースを制したときは55キロでしたからね。シリウスステークスで思いのほか強さを圧倒できなかったことを考えると、相手関係が強くなる上に、古馬との斤量差が1キロだけになるというのは結構違ってきます。現在2人気ですが、もしかすると人気しすぎているということも考えられますね。
その反面、逆に人気がなさ過ぎているのは、①タイムフライヤー、⑫モズアスコットでしょうか。どちらも武蔵野ステークス組ですが、言ってもこの2頭、武蔵野ステークスでは1人気、2人気でしたからね。特に⑫モズアスコットに至っては、今年のフェブラリーステークスを勝っている2020年のGⅠ馬でありながら、現在11人気というのは少々舐められすぎている感もあります(まぁ人気落ちする理由もわかっているのであれですが…)。しかし、そこまでバッサリ切れる対象であるかと言われればそこはまた別なので、先入観は捨てて取り捨てを決めないといけないなとは思います。
というわけで、構図としては現王者⑮クリソベリルに対し、どの馬が一矢を報いるか、という感じになっていますが、今回ももちろん一矢報いそうな馬に目星をつけています。
そのへんにも触れつつ、最終結論に入ります。
チャンピオンズカップ(GⅠ)最終結論
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以上、チャンピオンズカップ(GⅠ)の予想でした。
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