
この記事は「第65回 有馬記念(GⅠ)」の予想記事です。
どうもキラです。
有馬記念(GⅠ)の予想をしていきます。
有馬記念(GⅠ)コースデータ
中山・芝2500m
コースの特徴
- とにかくコースが特殊。直線という直線がなく、高低差もきつい
- スタートから最初のコーナーまで距離が短く、コーナーを6回まわる小回りのため内枠有利・大外枠圧倒的不利
- 長丁場であることから距離適性が問われそうだが、コーナーの多さと高低差から道中ペースが比較的落ち着くため、マイラーでも走り切れることもある
- 馬場が荒れて時計の掛かる馬場になりやすく、パワータイプの血統に注意
- 9月開催のみ、野芝主体になるためかなりの高速馬場に。スピードタイプがそのまま逃げ・先行で行ききれる
有馬記念(GⅠ)ポイント
- 4歳間近の3歳馬にとっては斤量的に最も有利なレースで、特にクラシック3冠馬が出た年は3歳馬のレベルが高いという傾向から3歳馬が馬券に絡む
- ローテーション的には、秋の歴戦数が多いと負担が大きい
- ペースはスローが基本。ハイペースになるような例外が起きる場合、コースの特性上スタミナ不安がある馬は飛ぶ可能性がある(2019年アーモンドアイ)
- 脚質は問わない。立ち回りがうまく、展開をつける馬がそのまま結果を出す
有馬記念(GⅠ)好調教馬
馬名 | 評価 |
---|---|
④ラヴズオンリーユー | A |
⑥キセキ | B |
⑦ラッキーライラック | B |
⑨クロノジェネシス | A |
⑩カレンブーケドール | B |
⑫オーソリティ | B |
⑬フィエールマン | B |
有馬記念(GⅠ)考察
有馬記念を予想する場合、絶対的に注意しておかないといけないのが馬場とペース。
中山競馬場というのは本当に特殊なコースで、とくにこの芝2500mというコースはカメレオンのように変化していきます。
基本的には冬の中山は馬場が荒れ時計がかかりやすいですが、ペースによってはタフさがガラッと変わります。高低差もある中山なので、2500mだと道中ペースが落ち着くことが多く、そうなるとマイラーや2000mを得意とする中距離馬といった2500mに距離適性が満たない馬でも走り切れてしまうことが多いのです。
しかし、ペースがハイペースである場合、全く逆のことが起きます。元々、高低差もあり荒れてる馬場ですのでその上ペースが速いと当然スタミナ勝負となり、下手をすれば2400mまで走れる馬ですらガス欠になることすらあります。去年のアーモンドアイがまさにそうでした。
つまり、1600mを得意とするマイラーが好走できる場合もある一方、スタミナ・長距離戦が得意な馬でないと残れない場合もあり、条件によって真逆にもなりえるこの有馬記念という舞台は、とにかくカメレオンコースといって良いと思います。
では今年はどうなのか?
結論から言うと、今年は前者かと思います。去年のようなケースは本当に稀ですし、しかもあのハイペースだった去年は前にいた馬が全滅。1~7着までが道中2桁番手にいた馬となる過去を見ても類を見ない結果となりました。
騎手や陣営としてもあれは頭に残っています。なので、前を行きたい馬は当然少ないはず。となるとどう考えてもハイペースになることはないです。
となれば、外をぶん回すスタミナ勝負の上りレースではなく、道中の立ち回りがうまい馬、展開をつける馬、そしてその上で瞬発力のある馬、が来るべくして結果を出すのではないかと思います。
参考になる過去の馬
ここ近年の日本の競馬は、まさしく大牝馬時代です。
どのGⅠをみても、上位人気には必ず牝馬がいますし、なにより先日引退したアーモンドアイは、記録を塗り替えるGⅠ9勝も成し遂げ、今の日本競馬の牝馬の強さを象徴していました。
過去にも、何度か牝馬が強い時代がありましたが、今回参考資料として取り挙げたいのが2007~2008年あたりの頃です。
この当時、ウオッカとダイワスカーレットが世間をにぎわす強い牝馬で、同期ということから良いライバル関係でした。
しかし、注目を浴びたのは比較的ウオッカの方。牝馬でダービーも制し、天皇賞秋の直接対決でもウオッカに軍配があがり、最終的なGⅠの数も7勝とウオッカの方が上で、末脚も派手だったことからウオッカの方が強い印象を持っている人が多いかもしれません。しかし、ウオッカは東京専用機でもあり、勝ち鞍のほとんどは東京で、唯一中山を経験した有馬記念は11着の大凡走に終わりました。つまり、万能な強さではないということです。
一方、ダイワスカーレットはGⅠ4勝ではあったものの、12戦して全連対。有馬記念も2戦して1着1回、2着1回と万能の強さがありました。競馬ファンであれば、誰しもがダイワスカーレット>ウオッカと答えるかと思います。
今年の有馬記念では、これが参考になる点が見られます。
そのあたりも触れつつ、年末最後の大舞台の最終結論をしていきたいと思います。
有馬記念(GⅠ)最終結論
以上、有馬記念(GⅠ)の予想でした。
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