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正直なところ、夏くらいまでは今年の3歳の全体的なレベルはどうなのか?と少々疑問視していました。もちろんカレンブラックヒルも古馬との毎日王冠を勝ったわけですが、ああいった桁外れに強い馬は他として、3歳全体のレベルというものに疑問を持っていたのですが・・・
その毎日王冠でも2着にジャスタウェイ、先週の富士ステークスではクラレントが古馬相手に勝ってしまい、どちらも2歳時にまず名乗りを挙げた馬で、3歳のこの時期になっても息が続いている、ましてや古馬にも勝ってしまうあたり、今年の3歳のレベルは全体的にかなり高いとみるのが妥当だと思います。
が、今週の天皇賞でもそれが果たしてあてはまるのでしょうか?
なぜこのような話をしているかというと、今回天皇賞に出場するフェノーメノの取り捨てが非常に難しくなるのではないかと思ったからです。古馬相手にいきなりG1で通用するのかという点。カレンブラックヒルはすでに古馬とのレースを経験している反面、この馬はこれが初めてとなります。
過去天皇賞を3歳で好走したバブルガムフェローも、やはり毎日王冠で古馬とのレースを経験したのち、天皇賞制覇という偉業を成し遂げました。
こうなると、比較するものは3歳戦の内容だけになります。つまり、3歳全体のレベルによって、この馬が今回通用するのかしないのかが決まってくるのです。
ためしにフェノーメノが今年の1月に走った東京2000mの3歳500万下のレースラップと、去年の天皇賞のレースラップを比較してみたいと思います。
東京2000mの3歳500万下のレースラップ
13.0-11.7-12.0-12.6-11.8-11.8-12.6(1400mまで)
12.0-11.5-11.9(直線)
全体時計は2.00.9
去年の天皇賞秋のレースラップ
12.5-11.0-10.8-10.8-11.4-11.8-12.0(1400mまで)
11.9-12.1-11.8(直線)
全体時計は1.56.1
さすがは天皇賞。直線に入るまでのラップが格段に違います。直線でのラップは差ほどさはあありませんが、道中がやはり格別ですね。結果として全体の時計も約5秒の差があります。
ちなみにフェノーメノの上がり3ハロンは34.6、
一方、天皇賞を制したトーセンジョーダンの上がりは34.2。
フェノーメノの方は相手も弱かったですので最後は多少流していたので、上がり3ハロンの比較とすれば差はないといえますが、道中のペースが違いすぎます。いくらまだ1月のレースだったとはいえ、これを見る限りフェノーメノが熾烈な天皇賞のペースについていけるとは到底思えません。
ここでひとつの疑念が。
ではなぜ現時点で3歳が古馬と重賞で対等に渡り合えているのか?
それは、距離に答えがある気がします。たしかに今年の3歳のレベルは相当に高いです。しかし3歳馬が好走できたレースはどれも距離の短いレースばかりなのです。
エピセアロームが制したセントウルSは1200m、オリービンが制したポートアイランドSは1600m、カレンブラックヒルが制した毎日王冠は1800m、そしてクラレントが制した富士ステークスは1600mです。すべて1000m台のレースです。
斤量と展開で紛れる事のできる短距離に比べ、2000m以上ではそれが通用しないのが古馬戦です。下手すると、カレンブラックヒルでさえ、天皇賞では安心はできないかもしれません。2010年に3歳で毎日王冠をワンツーで飾ったアリゼオとエイシンアポロンも、次走の天皇賞で14着・17着でした。
こうみるとバブルガムフェローという馬はとんでもない馬ですね。
ながながと書きましたが、現時点での結論としては3歳はとても危険な気がする、という事です。
個人的にはやはり、能力的にも、ローテーション的にも、○○○○○○から狙っていくのが上等手段ではないかと思います。去年の雪辱を晴らすには条件が整っているのではないでしょうか。