明日の桜花賞と同条件のNZTがおこなわれましたが、好位抜け出しのエイシンオスマンが脚色衰えず、後続の差し馬の猛追を寄せ付けないといったレースで、外回りにしては前が残った、という印象でした。

ただ、同様に同じ条件の7Rは、やはり長い直線を利用した追い込みが決まっていたところをみますと、上がりの競馬も依然展開されている事がわかります。
しかしこの⑦レースは、間を縫って出てきたアイヴィーリーグが馬場の真ん中から伸びてきたわけですが、大外から追い込んできた馬は届かずといったレースで、このへんを見ても、位置取りと距離損はかなり左右されるようになってきているのかな、とは思いました。

例年外枠が強い桜花賞ですが、今の阪神の馬場は外不利の傾向もあるので、一概にそれが当てはまるとも限らなくなってきましたね。

ホエールキャプチャ、トレンドハンターなどといった有力馬が大外枠に入り込んでいるあたり、波乱の傾向も持ち合わせているかもしれません。今日も高配当がわりと出ていましたからね…。

やはりその点においても、マルセリーナが一番不安材料が少ないと思えます。
元々桜花賞は内枠が不利枠で、しかし今の阪神は外枠が不利枠、そうなると真ん中枠が一番無難ですし、脚質も上がりの速さも条件的にはぴったりでしょう。

そしてなにより、社台系の生産馬が毎年かならず一頭は連対していますからね。

今年の出走馬で社台系の生産馬は
①フォーエバーマーク
④ダンスファンタジア
⑧マルセリーナ
⑨ラテアート
⑩スピードリッパー

とこの5頭のみ。
3年前の波乱を巻き起こしたレジネッタも社台馬でしたからね。人気薄でも侮れません。

ただでさえ大本命馬が不在となったレース、一筋縄ではいかないとは思います。