せっかくキタサンアミーゴが突っ込んできてくれたのに、軸馬が大はずれです;
なんともおしいレースを逃しました;

まずは勝ったイタリアンレッド。
斤量は3キロ増で大外枠。今の内伸びの馬場で追込脚質。
これだけ不安要素しかないにもかかわらず、これだけ強さを見せつけた勝利は大きな価値がありますね。
まず勝因は、逃げ&先行馬が譲らずに超ハイペースになったこと。1000mが57.1ではたまったもんではありません;
そんな中、終始外で脚をためる競馬になったイタリアンレッドにとっては願ってもない外差しが決まる展開になったといえます。
実力がありながら、気難しい面がありなかなか結果につながらなかった馬ですが、ここ2走をみれば馬自体が大人になったのかもしれませんね。
それにしても強かったです。秋が楽しみですね。

そして2着のキタサンアミーゴ。
本来はもう少し前につけていい馬ですが、さすがはベテランジョッキー。このハイペースをわかってか、無理に前へいかせず道中ためた脚が最後はしっかりでていましたね。無理に内に入れずに回ったことも良かったと思います。新潟大賞典の時も、今回の考察でも書きましたが、やはりこの馬は中距離が合うといえますね。

そしてコスモファントムです。
この馬にとって一番嫌な展開になってしまいましたね;
この馬は平均ペースが一番レースしやすい馬ですので、これだけのハイペースだともうレースになりませんね;
かといって中団につけても切れる脚を持っていませんので、今回はどうしようもないといった感じです。

そして一頭、今後注目すべき馬がいます。それは3着に入ったリクエストソング。
もともと中距離馬なので、これくらいは走れてもおかしくはないですが、今日の展開で3着に残ったのはかなり意味がありますね。あの超ハイペースで3番手につけながら、最後も脚をしっかり伸ばしています。
同じ位置にいたサンライズベガやコスモファントムが大敗を喫したのをみても、意味のある強い走りだったといえます。
次走もこの距離で出てくるようなら注意が必要でしょう。

一番人気ナリタクリスタルは武豊らしからぬ騎乗でした。
武さんなら外を回してくるかと思ったのですが、道中あんなに内に入れてしまっては、最後の仕掛けもそりゃ遅くなります。位置的には問題なかったので、完全に脚をもてあましていましたね。もったいないです。

関係ない話ですが、ゴール前に浜中騎手がガッツポーズをしましたが、タイミングがちょっと早すぎる気がします。あれだと警告を受けかねないですね;

以上レース回顧でした。