昨日は見事な勝利で、巷でもイタリアンレッドの評価がうなぎのぼりで上がっています。

しかしこの印象は、過剰させすぎないよう気をつけないと、次走で痛い目を見るかもしれません。

たしかに強かったですし、タイムも早かったです。しかし、小倉の馬場は硬いので、このレースに限らず他のレースでも好タイムが連発しています。

また斤量も3キロ増という事でものすごい感じがしますが、55キロは牡馬でいう57キロ。重賞勝ちをしていながら57キロですから、ナリタクリスタルやコスモファントムに比べ0.5キロ少なく、そこまで重たい斤量ではないといえます。エリザベス女王杯などのGⅠでは斤量は56キロ背負わされますしね。

あまりにも華麗に勝ちすぎたために、脳裏には強さが一人歩きしてしまいがちで、牝馬の一級戦の馬と同じレースに出た時に、ついつい上位評価させてしまいがちになりそうなので、そこだけは注意しないといけません。

あくまで、まだ夏競馬のGⅢを2勝した馬、というのを覚えておかないといけません。
距離は違いますが、去年も夏競馬でワンカラットがスプリント重賞を2連勝しましたが、秋のスプリンターズステークス、翌年の高松宮記念ではいいとこまるでなしでした。
ブエナビスタ、アパパネ、メイショウベルーガに比べて遜色ない走りが出来るかどうかは、まだまだ見極めがいります。

なにも、イタリアンレッドを批評したいわけではないんですけどね(笑)
ただ、次の予想のためにも肝に銘じておきたいというところです。
なんにしても、真価が問われる次走がたのしみですね。