考察の前に・・・

昨日驚愕のニュースがありましたね。。。
サクラバクシンオー死亡。
今もなお短距離路線ではこの馬の血が数多く活躍してるだけに衝撃的なニュースでした。
これだけの長い期間、新たな若い種牡馬の血が出てくる中、それらに負ける事なく強さを誇示してきた種牡馬はなかなかいません。
現3歳のリーディングサイアーでも6位、つい最近でもグランプリボスが朝日杯でGⅠを勝ちました。
まだまだこれからも受け継がれていくはずの血だっただけに、とても残念でなりません。
ご冥福をお祈りいたします。

それでは本題に戻りまして、天皇賞の調教をみていきます。

①ビートブラック
前走ほどの時計は出ていませんが、引き続き好調は続いている模様です。

②ヒルノダムール
調教を見る限りではレコード決着だった大阪杯の反動は見られません。
引き続き好調さは維持できています。

③ナムラクレセント
2週続けて栗坂で51秒台を出しており、先週にいたっては馬なりでのタイムですので前走以上の出来にあると思います。

④ローズキングダム
いつもと同じような出来にあるといえ、実力は発揮できる状態だと思います。

⑤ジェントゥー
比較がないのでそこまでわかりませんが、ある程度芝には対応できていると思います。
ただ、馬場悪が得意な馬で調教時の芝も重でしたので、良馬場ではどうなのかは未知数ですね。

⑥ペルーサ
有馬記念時と比べてと歴然の動きで、絶好調といえると思います。

⑦マカニビスティー
特に特筆すべき点はありません。

⑧マイネルキッツ
好走した去年・一昨年と比べると多少追いきりに勢いがありませんが、それでも問題なく仕上がってはいます。

⑨トゥザグローリー
転厩初戦だった前走時はおそらく思い切り仕上げていたはずですが、その時よりも今回は状態が良いと言えます。
当日は距離や馬場がなんとも言えませんが、仕上がりに関しては完璧です。

⑩トーセンクラウン
特に特筆すべき点はありません。

⑪ゲシュタルト
いつもどおりしっかりと終えています。しかし上積みはあまり感じられません。

⑫コスモヘレノス
1週前に栗東入りしてますが、影響も少なく状態落ちはしていないと思います。

⑬ジャミール
特に特筆すべき点はありません。

⑭トウカイトリック
特に特筆すべき点はありません。

⑮エイシンフラッシュ
良く動けていますが、有馬記念の時ほどではないような気がします。やはり最大の目標は宝塚記念であり、メイチというわけではないのかもしれません。

⑯オウケンブルースリ
どうも走りにムラがあります。

⑰フォゲッタブル
特に特筆すべき点はありません。

⑱コスモメドウ
引き続き好調は保たれていると思います。

好調・上積みが感じられるのは③⑥⑨ですね。
3200mの長丁場ですのでこれがそのまま反映されるとは限りませんが、マイナスがなくスタートラインに立てている3頭だとは思います。

それでは過去データです。

まず人気の傾向ですが、過去10年1人気が勝ったのはディープインパクトとテイエムオペラオーのみ。
歴史的名馬のディープと、GⅠ5連勝中で長距離には絶対的能力を持っていたオペラオーだけというのを見ると、トゥザグローリーの1着は確率的にもなかなかに厳しいかと思われます。
基本的には1~4人気の馬から一頭とその他、という組み合わせが多いです。

続いてローテーション。
今年は開催地の変更などもあるので信憑性はそこまででもないですが、ある程度は参考になります。

大きく分けて阪神大賞典、日経賞、大阪杯の組に分かれます。

その他少数組は、大阪ハンブルクC、京都記念、ダート組のみで、他は該当していませんでした。

阪神大賞典組の好走が多いですが、実は天皇賞で1着をとった馬は阪神大賞典でも1着をとった馬だけでした。
また、3着以内にはいるには阪神大賞典で4人気以内と、ある程度の実績を持った馬です。
該当馬は→ナムラクレセント、コスモメドウ、オウケンブルースリ

日経賞組は近年めざましい好走組となっていますが、今年は阪神での開催でしたからね、なんともいえないところです。しかしながら今年の日経賞はGⅠ並にレベルの高かったレースです。
上位4頭はここでも好走しておかしくありません。
該当馬→トゥザグローリー、ペルーサ、ローズキングダム、マイネルキッツ

大阪杯組においてはある共通点があります。
過去、大阪杯組から天皇賞で好走した馬はすべてがGⅠ馬でした。
それを考えると残せるのはエイシンフラッシュのみ。残念ながらヒルノダムールは消しとなります。

その他からは大阪ハンブルクCからビートブラック、ジャミール
海外組という事でジェントゥー、

という感じになりそうです。

続いて馬齢ですが、
過去11年、勝利した馬は6歳まで。
連対・複勝に関しては7歳まで、となっています。
マイネルキッツ先輩がこれに該当できない8歳馬ですが、過去のレース考察で何度も言っているとおり、馬齢に関する切捨ては無用です。カンパニー、キンシャサノキセキと名だたる馬がそれを覆してきました。
ただ、唯一不安点は、上記の馬と比べ、今回は長距離レースだという事。
苦しいことには変わりはありませんが、これによる切捨ては危険だと思います。

騎手は武豊騎手と和田騎手が要注意ですね。
武豊騎手は8戦して4連対、和田騎手は6戦して3連対、ともに連対率5割です。
和田騎手はテイエムオペラオー以外でも連に絡んでいるので軽視は禁物です。
ちなみにこのレースは、騎手の腕が大きく左右するレースでもあります。
長丁場であるために、ペースや折り合い、いろいろなものがごまかしがききません。
そういう意味では、申し訳ないですがコスモ2頭は割引が必要かと思います。
長距離での実績があるため穴にはもってこいの馬ですが、今回は見送ろうと思っています。

さて、大体こんな感じですが・・・

すいません、正直まだまだ相当迷っています;
全然結論にたどり着きそうにありません(笑)
というわけで結論は次の更新で・・・しばしお待ちを。