第81回 桜花賞(GⅠ)【2021・競馬予想・本命・穴馬】

 

この記事は「第81回 桜花賞(GⅠ)の予想記事です。


 

どうもキラです。

第81回 桜花賞(GⅠ) の予想をしていきます。

桜花賞(GⅠ) コースデータ

阪神・芝1600m

画像元:http://www.jra.go.jp/

コースの特徴

  • スタートから最初のコーナーまでかなり距離があるため、枠による不利はない
  • 3・4コーナーのスパイラルカーブから加速をつけて最終的に差し・追い込みが有利になることから、外を回っている馬が有利
  • 最終直線で急勾配があることも差しが有利になりやすい理由
  • 高速馬場の時は内先行有利、馬場が荒れて時計がかかるときは外差し有利と表情を変えやすい

 

桜花賞(GⅠ) 最終結論

まず、考えておかないといけないのは、「チューリップ賞組の桜花賞の相性の良さ」です。

この10年だけで見ても、チューリップ賞組が連対しなかったのは2011年のみ。しかしその後の2012年から現在9年連続でチューリップ賞組が必ず1体は連対しており、これはもはや毎年誰でも知っているデータです。

しかし、今年のチューリップ賞を勝った2頭はどんな馬だったか、覚えていますか?そう、メイケイエールとエリザベスタワーです。今年は同着優勝だったわけですが、なんともこの2頭は揃いも揃って、口向きの悪さと、折り合いの難しさもった2頭ということでも知られています。

そのチューリップ賞でも、2頭とも鞍上騎手は手綱を思いっきり引っ張っており、馬も首を上げ、決して折り合っているとは言えません。しかし、この2頭が勝てたのは、やはりポジションと展開が全てだったと思うのです。

まず、エリザベスタワーですが、この馬は道中ずっと最内を走り、囲まれることで馬を制御していました。結果、直線に入ると馬場が広がったことでしばらくハミをとらずにイヤイヤをしていましたが、ムチが入ってようやく集中。本気にさえなれば走る馬ですので、その後は抜かせない競馬を見せました。つまり、直線に入るまでは、折り合いをつかせるためにも道中は馬群に潜らせることが大事になってきます

一方、メイケイエールですが、この馬も道中全く折り合いがついていませんでした。酷さで言えばエリザベスタワー以上です。しかし、先行力と持続力があるので、スタミナ切れを起こさせない距離まで通過させたのち、開放して自由に前に行かせ、あとは気持ちよく走らせる、という戦法で、結果粘って勝利。普通のレースができればどれだけ強いのだろうという感じもしますが、現時点ではすぐに改善されそうにもありませんので、今回も折り合いとの勝負となります。

そんな感じでチューリップ賞を勝つことができた2頭ですが、実は今回、この2頭に関しては注意点があります。

まずは、メイケイエール。今回は横山典弘騎手に乗り替わりということで、少々不安点があります。まず、ノリさんは今年8勝を挙げていますが、これがすべてダート戦であること。そう、芝レースではまだ0勝なのです。そして、今回メイケイエールはテン乗りになるわけですが、テン乗り自体に関しては問題ない騎手ですが、不安視しておかないといけないのは、腕力です。気性難のゴールドシップをテン乗りの宝塚記念で優勝に導いたこともありましたが、あれからすでに7年が経過。これだけのじゃじゃ馬を、道中抑え込むにはかなりの消耗戦になるはず。年齢もだいぶベテランになり、腕力も落ちてきているノリさんにとって、今回の馬の騎乗は相当リスキーなはずです。桜花賞も折り合いに苦戦し、抑えきれない場合はスタミナを保持できずに最後バテる可能性も十分あるということです。

そして一方のエリザベスタワーですが、今回は7枠で比較的外枠に入ったことが少々不安材料です。桜花賞は外枠の成績が良いので、普通なら喜ばしいことですが、前走内に潜らせて勝ったエリザベスタワーにとって、今回のこの枠はあまり良い枠とは言えません。しかも、内にいればいたで、桜花賞では直線で上がりを出せるかと言えば、外差し勢には敵わないのが目に見えています。つまり、今回の条件は、エリザベスタワーにとっていずれにせよ厳しい戦い、ということになってしまいます。

というわけで、今年はチューリップ賞組が例年よりもイマイチ信頼性が低いと思っています。

となると、今年の桜花賞は群雄割拠のレースになるかと思います。阪神JF組、クイーンC組、フェアリーS組、フラワーC組、このあたり、どこが台頭してきてもおかしくはありません。

この中であれば、やはり阪神JF組の④ソダシ⑱サトノレイナスはこの中では抜けた存在だと思います。ただ、ソダシのシンデレラストーリーは2歳まで、と思うのは私だけでしょうか?2歳戦までは華を持たせる、クラシックはそうはいかない、という後続勢の巻き返しの流れになるような気がしてなりません。となるとここでは枠的にも⑱サトノレイナスが安定して力を出してくる可能性の方が高い気がしています。

しかしそんな中、どの重賞組でもなく、今回台風の目になりそうだなと思っているのが、⑯ソングラインです。前走は紅梅ステークスで、しかも1400m。条件としてはあまり押せるパターンではありませんが、血統、前走の勝ち方、などから見て、この馬も全く引けを取らないと思っています。なにせ、ここ2戦の勝ち方がまず強いです。相手が弱かっただけ、と言う人もいますが、去年のデアリングタクトもどちらかと言えばこのパターンでした。また、昨日のNZTを勝利したバスラットレオンもキズナ産駒。ここへきてキズナ産駒旋風が巻き起こるのも不思議はありません。

ちなみに、昨日を終えて、種牡馬リーディングで重賞勝ち星はディープインパクト産駒が10勝、そのあとロードカナロア、ハーツクライ産駒が4勝で、次にモーリス、キズナ産駒が3勝となっています。

今年の桜花賞は正直、白毛の話題性はあるものの、圧倒的な強さを誇る資質馬、というメンバーはいません。強いて言えば、②ファインルージュと⑱サトノレイナスくらいでしょうか。そうなると、2008年のレジネッタ、のような勝ち馬が出てもおかしくないのでは?と踏んでいます。

ちなみに⑪ジネストラも面白い存在だと思っています。前走アネモネステークスは時計こそ平凡ですが、重馬場であれなら十分です。ロードカナロア(キンカメ系)×サンデー系ということで、血統的にも魅力高いので紐の押さえにお勧めです。

 

◎ ⑱サトノレイナス
○ ⑯ソングライン
▲ ⑪ジネストラ
△ ②ファインルージュ

 

馬券買い目

馬券形式 買い目 ベット荷重
単勝 ★★★★★
★★★
複勝
馬連 ②⑪⑯⑱BOX

以上、桜花賞(GⅠ) の予想でした。

 

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